やや 物々しいタイトルですが、都内で開業する施術者向けの勉強会に参加してきました。
はじめに都の福祉保健局 免許係長より法規関係の講演があり、その後『泌尿器系(冷え性)』というテーマで3名の医学博士による講演を聞いて参りました。
医学においては日々研究が進められており、すこし前の常識が最新の研究発表によると非常識になったりする事がしばしば起ります。本来のテーマとはズレていますが、血圧に関することで 2点ほど、そんな経験をしましたのでお知らせします。
マズは高血圧に関して、、、
賛否両論はあるものの、我々の血圧が上昇するのにはそれなりの原因があるわけだから、なんでもかんでも下げてしまうのは却って危険だという意見があります。それを解説する医学博士もいらっしゃって実例を示した文献も出版されております。
ところが 今回うかがった新しい学説では、腎臓疾患のある方にとっては、長期に渡って高い血圧を保っていると 腎機能をますます悪化させる恐れがあるという研究発表(『糸球体高血圧』学説という、腎臓内の血圧に関する研究)でした。
特にそのような場合には、腎臓の専門医に診てもらうことが重要であるとのことでした。
もうひとつは血圧測定について、、、
将来は医院や病院での血圧測定はしなくなる!? とのこと。これは、最近は早朝とか夜間の血圧上昇が問題視されることも多く、また白衣の前では緊張があって普段より血圧が高くなってしまう方も多いことから、そのようになるのではないか?という予測です。
従って血圧が気になる方は、ご自身で 上腕に巻き付けるタイプ(手首計測ではなく)の血圧計を用いて、早朝や夜間また出来れば夜中トイレに起きたときなどにも計測してみると良いということでした。
高血圧では自覚症状が少ないこともあり処置をされない方もいらっしゃるようですが、腎臓・眼・脳・心臓などに影響があらわれやすいとのことでした。
血圧測定ならば簡単にできますので、折々に実施してみることにいたしましょう!!
えらそうに学者や先生はいいますが
時代とともに常識が変わりますからね
何が正しいかは解りませんなぁ~
そのためには普段より、ご自身の感覚を錆び付かせない事が肝要だと思います。
お体から発せられる信号を感じ取るように心掛け、感覚を研ぎ澄ましている事こそが重要!