昨年の夏頃から折々に中古格安レコードを漁り=レコード掘り を楽しんでいるわけですが、、
引き続いて収穫品(主にヤフオクでの落札品)を紹介したいと思います!
特に今回は ”たま~にしか出会えないような掘出し物” も有りますので乞うご期待
◎ マズは期待外れだった残念盤 その1 Bob James Heads
コチラは、正に千両役者(江戸時代の表現か?)が勢揃いしてNY(ニューヨーク)のスタジオ録音ですから 思いっ切り キレッ キレッ のNYサウンドが聴けるに違いないと物凄く期待して落札
なのですが、、 妙に浮足立ったような腰の座らない うわついた音造りにガックリ
プロデューサー(御本人かな?)やら製作側に 何かの狙いがあって この様なサウンドにした のかは不明
ながら大きく期待外れでしたわ~ (落札価格:やや競り上がりの572円)
◎ お次も 期待外れだった残念盤 その2 Hubert Laws Morning Star
世の中に数多くいらっしゃるミュージシャンの中でも、 特に好きなアーティストの一人がコチラのヒューバート・ロウズです! Jazzにもフルート奏者は数多くいらっしゃるわけですが、何と云ってもヒューバートロウズは私にとって断トツであります なんですが、、 どう云うわけか好みの録音が少ない(今の所ほとんど無い)のです。そんななかですがコチラは比較的良好な録音ではないか?なぁ~と期待半分での落札(落札価格:368円)
でも、やっぱり 独特のCTIサウンドに加えて日本盤らしく高域が伸びきらないコモッタような音質 なので、せっかくの名演奏もボンヤリした印象 もしコレが クッキリ・ハッキリしたNY系サウンドだったら愛聴盤になること間違いナシ なのですが、、 実に残念な一枚でした
◎ 有名ピアニストのプロモ盤なら間違いナシか? Michel Beroff
クラッシックのピアニストも有名な方が古今東西に沢山いらっしゃるわけですが、コチラのベロフさんも その一人ですネ
ベロフさんがお洒落(?)なドッビュシー作品を演奏するプロモ盤となれば、どうしても期待せずにはおれない というわけで期待を込めて落札(落札価格:199円)
盤面の見た目は、漆黒の円盤にクッキリと音溝が彫り込まれている といった印象で 間違いなく高音質であろうと 益々期待が高まる感じ いざ針を降ろしてみると クラッシックにしては残響音の少ないソリッドな音質 その影響もあってか空間の拡がりが感じられない ちょっと不思議なクラッシックらしからぬ音造り 鍵盤を強く弾いたときのアタックは実にクッキリしており、それがプロモ盤の特性かも知れません
◎ コチラもプロモ盤 ファゴット協奏曲
日本人アーティストの国内録音の国内盤プロモ盤です
コチラは『高品質薄型レコード』と銘打ってあり、製作サイドは特にオーディオマニア向け?に高音質盤を目指して作られた のかも知れませんネェ・・ かなりクッキリした硬質な音造りになってました。残響音を少なくして空間の拡がりは感じられない雰囲気でして、こういうサウンドがお好みの方にはバッチリの一枚になるかも
◎ 素晴らしい 超・掘出し物 Pierre Boulez Stravinsky
レコードに針を降ろして最初の一音が聴こえた瞬間に 『コレは ただもの では無いぞ!』という位に 音(空間)の拡がり を感じさせるサウンド
ストランヴィンスキーの複雑(奇妙奇天烈?)なオーケストラ演奏を左右前後の空間に再現してくれる驚きの音空間 ジャケットの左下を良く見ると、 ”クアドラフォニック” の解説があり このレコードが いわゆる4chレコードである事が判りました。 あ~ なるほどネェ~ 道理で音空間の拡がりが尋常ではないことが納得できました! これが今から50年近くも前に録音されたサウンドとは にわかに信じられない程に 鮮やかでフレッシュな音質 一つ一つの楽器がクッキリと定位し 低域から高域までスッキリ伸びきった とにかく気持ちの良いサウンド(落札価格:199円)
どうでしょうかネェ、20~30枚に1枚あるか、いや 50枚に1枚ですかネェ~
たま~に こんな素晴らしい一枚に出会えるからレコード掘りは当分やめられない
『うわっ!』とか、『おおっ!』とか 思わず唸ってしまうような掘出し物レコードを探し求めるドロ沼の日々が続きそうですわ~