まずは下記の写真をご覧いただきましょう。
妙な 白いターンテーブルのうえに小さく鎮座いたしますレコード盤は、言わずと知れた ドーナツ盤 すなわちEPレコードであります。 一般的なターンテーブルシートは黒とか暗い色が主流でしょうが、愛用しておりますaudiotechnica社のセラミックシートは鮮やかな白色でしてEP盤をのっけると、どうも落ち着きの無い風情になってしまいます。
何故 今更 EP盤が登場したかと言いますと、、、、
オーディオのお師匠さんが ことあるごとに45回転の魅力をアレコレ語られるわけなんです。 同じ歌手の同じ楽曲でもLP盤で聴くよりもEP盤で聴くほうが全然よく聴けると力説されるのです。 とくに高域の伸びやかさは魅力的だと言われます!
そこで、その魅力を確かめるべく 初めてEP盤を入手いたしました。しかし安く手に入るEP盤には、サウンドに期待できるようなモノは簡単には見つけられず どうだろうかと疑問を持ちつつ5枚ほど購入してみました。
5枚で640円でしたから全部ダメでもスンナリ諦めの付く金額でした。本来なら もっと古い時代のモノを選択すべきだったかも知れませんが初挑戦ですから、なんとなく元音源を想像できる範囲にとどめておきました。
ウーン EP盤は取扱いが微妙に難しいですネ!
LP盤とまったく勝手が違う感じで、持つ場所が判りません。
で、肝心なサウンドは?
確かに高域の伸びは良好な感じがします。
LP盤と微妙にRIAA曲線が異なるのでしょうかねぇ? なんとなくサウンドの様子が異なって聴こえます。
それと当時(70年代から80年代初期)のサウンドつくりが、全体的にぼんやりした表現というか、ヴォーカルをシャープなイメージで表現するのとは随分と離れた印象があり 女性ヴォーカルの高域の伸びやかさを感じることが出来ませんでした。ラジカセ用のサウンド?というわけなのかも知れませんね?
どうやらEP盤というのは、
な か な か 手 強 い ぞ !
というのが今回の結論になりました。
ただ、当時ヒットしていた阿川泰子氏の楽曲はJAZZを意識した本格的録音になっており、これまたEP盤から広がり感のあるステレオサウンドが聴こえて来る ってのも またまた奇異に感じてしまったしだいであります。
相変わらず ますます奥深い アナログワールドを味わってしまったわけですネ~