土曜日

1998年09月19日 | 健康・病気

 今日も私は会社に行った。今日は月に一度の、品質向上講習会の日でした。
 現在の私の会社は、硝子メーカーの子会社で、そこのガラスに樹脂を成形し
てある車メーカーに売っています。ですから、そのメーカーの何種類かの車に
はうちで成形したウィンドウガラス、リアガラスがついている。
 講習会は1年間ある。今年の5月から始まった。じつにつまらないものです。
 なんといっても、講習する先生がいけない。品がなく、知性も感じられず、
講習の内容もくだらない。いや、最初はいいと思って参加していた。しかし、
2日もかければ終わる講習の内容です。こんなことを来年の4月まで続けるの
かと思うと、哀しくなる。
 先生は硝子メーカーを退職して、A硝子総研なんていう会社をつくり、その
関連会社や子会社で余生を生きて行くつもりらしい。

 5時前に会社に帰って、来月の生産計画を7時まで立てていた。疲れたので
そのファイルを保存して家に持ち帰ってきた。家でファイルを読み込もうとし
たら、立ち上がらない。「どこそこのページに不正ななんとかがあり、なんだ
かんだ」という表示が出てパソコンの画面がクローズしてしまった。
 悲しくなる。一昨日からそのワークシートに、月初の予想在庫数、日々の予
定出荷数、成形数などを入力して、3台の成形機で成形する20種類ほどの硝
子の生産計画を作っていたのだ。
 受注の多かった7月ぐらいまでは、3台の成形機が24時間3交代で稼働し
ていた。9月から注文が減り、収支をよくするために稼働時間を少なくして派
遣社員を減らさなければならない。そのための計画が複雑でめんどうくさい。
 家に帰って少しやれば終わりになったのに…。月曜日、はじめからやりなお
しです。Excelなんて嫌いだ。

 飯を食べてから、「新宿鮫」でも読もうと考えていたとき、新聞のテレビ番
組表を覗いたら、衛星放送で「黒澤明とその時代・全30作の軌跡」という番
組を9時から12時までやる。これは見ないわけにはいかない、と思ってしま
う私。
 いろいろな人が彼のこと話していたが、「黒澤さんは、晩年に小津安二郎の
映画のビデオを見ていた」と山田洋次がいっていたのが印象深かった。

 こんなふうにして私の土曜日が終わります。



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