川上弘美さんのエッセイ

2008年02月24日 | 健康・病気
「ゆっくりさよならをとなえる」川上弘美著(新潮文庫)を読んだ。
いろいろな新聞や雑誌に載ったエッセイを集めた本です。
しかしそれが読んでいてまったくそう思わなかった。
まるでひとつのある媒体に連載したように思えた。
文章の長い短いに違和感はなかった。
つねに著者の、人間や物事に対する距離感が同じで、
読んでいてホッとするんだなァ。
このひとの、きどりもてらいもない生活感にあふれた文章がいい。

私が、川上弘美さんとお会いしたのは14年前です。
ASAHIネットのパスカル短篇文学新人賞のオフ会で会った。
池袋だったな。
池袋駅西口の集合場所に何人かの人たちと立っていたら、
最初に声をかけてくれたひとが川上弘美さんだった。
うつくしいひとだなと思った。
オフの会場の飲み屋さんに行ってからもなにかを話した。

パスカル短篇文学新人賞に応募している縁で作った
第七句会に参加していたので、オフ句会でも会った。
逆選が多かったときには、なぐさめのメールもいただいた。

エッセイを読んでいて、かわりないなと思った。
ほんとうにすてきな感覚の持ち主でした。
できるものなら居酒屋で、
もう一度お酒などいっしょに飲んでみたいな。

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