眼鏡の話

2006年01月16日 | 健康・病気
私は20代まで目は悪くなかった。
27歳のとき時計の部品を造る会社に転職して、
デジタル時計のガラスの印刷の仕事をするようになって悪くなった。
ガラスを印刷していて10枚に1枚は、
きちんと印刷されているかどうか確認するために、
キズミという道具(レンズ)で見なければならなかったからです。

視力の落ちた30代でも眼鏡を日常生活ではかけていなかった。
しかし、車に乗るときはかけなければならなかった。
40歳になった頃、
仕事をする上で支障をきたすようになったので
一日中かけるようにした。
そう決断したときは、ちょっと悲しかった。
これでも、眼鏡をかけないほうがいい顔だと思っていたのだ。

レンズにつるだけついた、ツーポイントの眼鏡だった。
48歳のとき、車のウィンドウガラスの仕上げの仕事を
するようになったとき近くの物が見えないことに気づいた。
老眼になっていた。
遠近両用の眼鏡を買うことにした。

ツーポイントでは遠近両用はできないといわれ、
フレームにレンズのついた眼鏡を買った。
フレームがないぶんツーポイントは開放感があったのだが、
黒いフレームの眼鏡は、視界が狭く感じた。

年が明けたとき、眼鏡を買おうと思った。
5年使っていたものにかなりレンズにキズがついていた。
別に暮らしにさしさわりはないのだが、気分をかえたかった。
7日にいつも買っている西友の和真に行った。
今日、それを引き取りに行ってきた。

数日前からちょっと心がウキウキしていた。
仕事を終え車を運転しているときは、
最近感じたことのない高揚感があった。
新しく買った眼鏡は、レンズの下半分にフレームがない。
ツーポイントほどではないが開放感がある。
今かけているのですが、なかなかいいです。

それにしても、新しい眼鏡をつけて、
鏡で自分の顔を何度も見ていたら、
目のまわりの皺の多さに幻滅した。
そのことを女房にいうと一言あっさりいわれた。
「しょうがないじゃない年取ったんだから」


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