散髪

2016年12月29日 | 健康・病気

髪の毛が伸びた。
9月以来、床屋に行っていない。
9月の中旬に中軽井沢でいつも行っていた床屋に行ってから、髪を切っていない。
現在暮らしている土地の散髪屋を知らない。
何処に行ったらいいか分からない。
自分の頭の髪の毛を切ってもらうということは、なかりシビアなことです。
2・3日前から女房が美容院に行くと行っていた。
そこでも男性のカットをしているなんていっていたので、そこでいいか、なんて気軽に考えていた。
しかし、今日の10時20分頃そこに行って女房が聞くと、やれるのは12時ぐらいだということだった。
今日は諦めて帰って来た。
女房は明日、朝早くそこに行くという。
私は、そもそも美容院なのでそこに行く気はなくなった。
午後、ウォーキングに行こうとしていたときに、いつも前を通り過ぎる床屋を思い出した。
カット1200円と看板が出ている店です。
オプションで、髭剃り500円、洗髪500円と書いてある。
あそこでいいかな、とは以前から考えていた。
そこに行くことにした。
行くと、店に誰もいなかった。
店の玄関に佇んでいると、男が出てきた。
「ちょっとお待ち下さい」という。
5・6分待っていると、どうぞと散髪用のイスに案内してくれた。
私が店に入るときに土足のままで入っていいのかどうか迷っていると、「そのままどうぞ」といってくれた。
私は床がきれいだったので土足で入っていいのかな、と悩んだのです。
すると、ご主人がいう。
私は、30年ほど床屋で修行しましたが、全部土足で上がる店だったという。
思えば、中軽井沢の散髪屋も土足で入った。
その前の所沢の床屋はどうだったかな?と思った。
もう覚えていない。
ちょっとクセのあるご主人だった。
客を立てるという配慮がない。
自分の好きなことだけ話しているという雰囲気だった。
いろいろ話しているうちに、ご主人は、狭山市で30年間ほど床屋をやっていたという。
「あまりに客が増えて、身が持たなくなって、ここに来た」とご主人がいう。
「ここはいいところですね」と私がいうと、「ここはよくない」という。
「できればこんなところには来たくなかった。東京から遠すぎる」という。
やっと家を手に入れた男に対して、なんの遠慮もなかった。
私は苦笑いするしかしかなかった。
髪をカットして、頭をシャンプーして、髭をそってもらった。
料金は2200円です。
軽井沢では3900円だった。
またここに来ようと思った。

 

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