なにも知らない煙突たち

1999年02月20日 | テレビ

 川越のはずれにある会社から、所沢の倉庫に行くとき、いくつもの太く高い
煙突を見る。これが、現在悪名高いダイオキシンを排出する産業廃棄物処理場
の煙突たちだ。その辺は、林があり、畑があり、いくつかの工場が点在する。
 所沢の倉庫に行くのは、いつもナベジーとだ。車の中では、いつもちょっと
した人生論、浮き世の話で盛り上がる。
 そのあたりは、あまりいい景色とはいえない。なんでこんなとこに、処理場
が沢山できてしまったのだろう。そこの住民の人たちの反対はなかったのだろ
うか。
 といっても、そこは所沢のはずれだし、人もあまり住んでいない。畑の持ち
主たちも、まさか処理場が、ダイオキシンなんていうものを出すなんて知らな
かったのだろう。
 テレビ朝日は、いい問題提起をしたと思うが、表現がいけなかった。それを
非難する他の放送局に、「そんなことおたくはいえるのか」といいたい。目く
そ鼻くそを笑うだ。
 メダカが、いなくなるかもしれないという。
 この文章を書いてる、パソコンなんていう便利なものが生まれたのだから、
世の中で消えていくものもあるのだろう、となんとなく思ったりしても、あの、
子供の頃小川でスイスイ泳いでいたメダカが消えてしまうのは寂しい。

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