百年の孤独

2009年02月19日 | 健康・病気
九想話は、九想庵のほかにASAHIネットの電子フォーラムのひとつの
「かしの木亭談話室」にも掲載している。
もともとがパソコン通信の頃、ここに書き始めたのです。

さきほど、かしの木亭を覗いたら
「かねか亭さん逝く・・・・」という書き込みがあった。
私は、それを読んで絶句した。

> 数年前に大腸癌が見付かり手術し、元気にしておられました。
> その後肝臓、肺臓への転移で、闘病生活をされていました。
> そんな『かねか亭』さんが、昨日昼過ぎに帰らぬ人になられました。
> 奥様からご連絡を頂いており、『かしの木』の皆様に悲しみのご連絡を
> している次第です。会社を定年退職され、故郷の宮崎県の日向市に戻られ、
> 自然に囲まれた素晴らしい生活をされておりましたのに、早すぎるご逝去に
> 言葉もありません。私がご紹介してこの『かしの木』に顔を出して貰って9年に
> なりますが、最近は闘病のお疲れか、とんとアップがなく案じておりました。

これは、teruoさんという方の書き込みの一部です。
かねか亭さんは、teruoさんと浜松で一緒の会社で働いていた。
定年退職をされてふるさとの宮崎に帰って、
畑など耕して、悠々自適の暮らしをしていた。
元気なときは、宮崎での暮らしの素晴らしさの自慢を、
かしの木亭に書き込んでいました。

あるとき(息子たちが大学生だったから7、8年前か?)、
この、かねか亭さんから宅配便が届いた。
ダンボール箱を開けると焼酎が入っていた。
「百年の孤独」というものでした。
「毎日、九想話を楽しく読ませてもらっているお礼に贈ります」
というようなことが、手紙に書いてあった。

「百年の孤独」という麦焼酎は、関東ではなかなか手に入らない、
宮崎県の酒造メーカー・黒木本店で造っている
有名な焼酎ということをあとで知った。
うまかった。
焼酎という感じではなく、まろやかな洋酒のようでした。

私は、かねか亭さんと“ナマ”でお付き合いをしたことはないのですが、
それ以上のありがたい方でした。
私の書く“情けない”九想話を読んで、
私という人間を理解してくれた人でした。
こんな生きることにヘタクソな九想を、
(人生いろいろあるよ、しょうがねえよ。楽しく生きましょう)
そんなふうに九想を応援してくれた人と私はうけとっています。

かねか亭さんのご冥福をお祈りします。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBさせていただきました (hiropii)
2009-02-21 23:21:31
百年の孤独、美味いですね。
返信する
うまかった (九想)
2009-02-24 15:28:31
「百年の孤独」はおいしかった。
自分で買えないのがつらいです。

私の友人で長く中国に行っているひとがいます。
今頃どうしているかな?
返信する

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