微妙なわが町、わが心

2022年06月29日 | 暮らし

今朝、雑草取りを終え朝食を食べ、リビングでのんびりしていた私に妻が叫ぶ。
「日テレの『スッキリ』で鳩山のことやってるよ」
私はダイニングに行って、妻が観ていたテレビを観る。
以前、テレビ朝日でやっていたことと同じような内容だと思った。
「街の幸福度NO.1埼玉県鳩山町」ということだった。
こういうふうに取り上げてくれることは、私としては嬉しい。
自分が選んで住んでいる町が、幸福度ランキング1位なんてまんざらでもない。



2013年の秋になる頃、妻がいった。
「私たちももう歳だし、家を買おうか。老人になって賃貸に住んでいては辛いよ」
そんなことで夏の終わりぐらいから、老後に2人で暮らす家を探し始めた。
妻が最初は、ネットで入間・狭山・東松山地区の中古マンションを探した。
そして私が軽井沢から妻の住む清瀬市に行ったときに、2人でその物件を見に行った。
中古マンションといっても入間・狭山・東松山地区のそれは、私たちには買えなかった。
哀しいことに、私たちの資金が足りなかった。
それにマンションは管理費とかかかるし、駐車場も借りなければならない。
所沢の友人から「一戸建てがいいよ」と強くいわれた。
その言葉を聞いてから私たちは、一戸建ての物件を探すようにした。
そして11月、私たちは今住んでいる家を不動産会社の営業担当者に紹介された。
築30何年の汚い家だった。
玄関ドア・壁・洗面台・台所・バルコニーがくたびれていた。
バス停まで徒歩10分、バスで東武東上線の駅まで15分、そこから池袋駅まで急行で50分、
妻が会社に行くには2時間かかる家だった。
それでも妻はいいといってくれた。
私は、自分たちでリフォームすれば住める家になるのではないか、と思った。
家のことより、私と妻は鳩山ニュータウンの街並みが気に入っていた。
埼玉にある街にしては、素敵でした。
私たちが老後を過ごす土地としては、なかなかいい街並みだと思った。
それで銀行に住宅ローンを組んでもらって、なんとか家を購入した。

しかし、そんなふうにして買った家のある鳩山町は、夏の気温が日本一高かった。
今では他の土地に負けていますが、その頃は日本一だった。
そんなこと、その家を紹介してくれた不動産会社の営業担当者はいってくれなかった。
ところが、NHKのテレビで鳩山町の気温が一番高い、などといわれると悪い気がしない。



今日は、日本で3番目でした。

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