草津白根山から大滝乃湯

2012年10月25日 | 健康・病気

わたしは朝8時に目が覚めた。
女房は起きていた。
「さて、今日はどこに行こうか」とわたし。
昨日は、菅平牧場に行こう、なんて話していたが、ネットで女房が調べたらしく、
「菅平牧場は、夏行くところみたいよ」という。
それで今日のお出かけ計画は白紙に戻ってしまった。
わたしとしてはどこかに行きたい。
1人で暮らしているときは出不精のわたしだが、女房が来るとどこかに出かけたくなる。
でも、それなりに長野県の主なところは行っている。
上田城・小布施・戸隠・善光寺・安曇野・小諸・黒部ダム・松本・諏訪湖・車山。
木曽と上高地には昔行っている。
なので今日行きたいところが何も思いつかなかった。

女房がいった。
「白根山にでも行かない?」
「一度行ったところにはあまり行きたくないな」
白根山には女房とわたしのきょうだいたちと2度行っている。
「草津町営プールもあるから泳いでこようよ」
「なんでこの寒いときに泳がなくてはいけないんだ?」
2日前の軽井沢の最低気温は0.7℃だった。
東京だったらこれは真冬です。
しかし、どこも行くあてのないわたしたちは、群馬県の草津白根山に行くことにしたのです。
わたしは、いやいや水泳用のパンツなどを用意した。
ま、ここで女房に貸しをつくっておくことも悪いことではないだろう、と考えた。

  

9時40分出発。
トンボの湯を過ぎ千ヶ滝の駐車場の先が紅葉で綺麗だった。
北軽井沢のパンカーラの脇を抜け、草津に向かう。
草津に行く前に必ず休憩する道の駅に車を停めた。
平日なのに車がほとんど満車だった。
そこまでが家から40キロほどだった。
そこから草津を通り過ぎ白根山に行く。
熊笹の生えている中を道路は右に左にカーブする。
見晴らしがよくてまるで空を走っているようだった。
15キロほど走って白根山の駐車場に着く。
駐車料は410円だった。
トイレに行き、いざ山頂近くにある湯釜を目指す。
登りながらわたしは女房に話す。
「じつはおれ、死ぬまでに富士山に登りたいんだ」
わたしは先日、三浦雄一郎が誕生日に、
2013年春に80歳で3度目のエベレストに再登頂することを話すのを聞いていて、
意味もなく「おれは富士山に登りたい」と思った。
「ムリムリ、やめたほうがいいよ」
「いや、いつか登りたい」
「それじゃ、今日、わたしが下で見てるからここを3往復してみなよ。できたら富士山登れば」
「………今日はいいよ」
「それじゃ、だめだよ」
「今日と、富士山に登ることは別だよ」
正直、富士山登頂はわたしにはムリだと思った。
湯釜までの坂道がきつかった。



湯釜を見て、下に降りて弓池の木道を歩いた。
カモが4・5羽いた。
それを見て職場の前の池にこの夏いたカモを思い出した。
あいつは成長して9月24日に飛び立っていった。

  

  

  

やはり今日は泳ぐのはやめよう、となった。
白根山を下りて西の河原露天風呂の駐車場に車を停めて、
そこから湯畑を通り過ぎて大滝乃湯に行こうと女房がいう。
3年前に大滝乃湯に行ったときに、ものすごい急な坂道を車で降りたことがイヤで、
もうあの坂は通りたくないという。
絶対あの道じゃない道があるはずだとわたしがいうが認めない。
駐車場から見る山の紅葉が綺麗だった。
20分ほど歩いて湯畑に着く。
この雰囲気が好きだ。
お腹が空いたのでセブンイレブンでわたしはお弁当、女房はパンを買って2階で食べた。
へたなレストランで食べるよりこのほうが安上がりでうまい。
ここのセブンイレブンは、草津の街に合わせて店の外観が黒いんです。
湯畑から温泉街を10分ぐらい歩いて大滝乃湯に着いた。

 

大滝乃湯が以前より綺麗になっていた。
合わせ湯が、女風呂にもつくられていた。
合わせ湯は、6つの湯船に39℃から46℃(たしか?)までのお湯が入っていて、
それを低い温度の湯船から入っていくという風呂です。
前は、1つしかなくて時間で男と女が交代で入るようになっていた。
身体を洗って湯船につかる。
やはりお湯は草津がいいと思う。
内風呂に十分につかってから露天風呂に入った。
1人の老人が入ってきた。
「44℃ぐらいがちょうどいいですね」
わたしに話しかけてきた。
「わたしにはちょっと熱いです」
ほかに誰もいなかったからか、老人がいろいろ話しかけてきた。
中軽井沢の三井の森に別荘があり、月の三分の一はそこで暮らしている。
残りは大阪で生活していて、78まで仕事をしていて引退してもう2年たった。
なんて。
品があり大きな会社の社長か役員でもしていたという感じだった。
わたしは中軽井沢にある会社の寮に住んでいると正直に話した。
孫のことやいろんなことをどんどん話してきた。
わたしはただ笑顔で話を聞いているだけだった。
「わたしなんて、自分の家も持てず貧しく死んでいくだけですよ」
「そんなこといってはいけません。人生これからですよ」
おじいちゃんに元気づけられてしまった。



帰りに湯畑のおみやげ屋で女房がお菓子を買った。
義母の下の階のご夫婦にお世話になっているから、その夫婦に買っていくという。
その荷物を持っての帰り道は長かった。
なにしろ駐車場まではずーっと坂道なのです。
大滝乃湯から30分は歩きました。
疲れました。
そこから車の運転です。
中軽井沢まで1時間かかりました。
途中眠たくなり、車から出てラジオ体操をした。
ツルヤによって夕食の食材を買った。
昨日も今日もまずまずの2日間でした。


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