私が施設のカウンターのところにいたとき、首を傾けて私に近寄ってくる人がいた。
タケダくんだった。
女性が後ろについていた。
家族のひとです。
その女性がいう。
「近くまで来たら、ここへ行きたい、というので連れてきました」
タケダくんが右手を差し出したので私はやさしくつかんで握手した。
それをタケダくんが離さない。
去年の9月まで昼休みに私と野球をしていたダウン症のタケダくんです。
私は、私に会いに来てくれたのかと思うと胸が熱くなった。
私が話しかけてもTくんは無表情で黙っているだけです。
ただずーっと握手をしていた。
そして、タケダくんと家族のひとは帰っていった。
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物言わずとも九想さんの手を離さないタケダ君の思いが伝わってきました。
九想さんと野球した思い出や優しさに触れたかったのですね。
人間関係もさまざまで難しいですね。
もう一度会いたくなる人、もう二度と会いたくない人・・・
もう一度会いたい人になれるといいなぁ~(*^_^*)
シルバーウィークは晴天続きでしたね!
お孫さんに逢えるといいですね
しかし、こういう心に残る短文集ならば、十分に本になりうると思います。こういう短文が100ぐらいあれば、現代百物語とか言って出版社に持ち込めば、良い反応がえられるんじゃないでしょうか。怪談が夏の暑さを忘れさせるものとすれば、人情談は現実の生きる辛さ・厳しさを忘れさせてくれます。俵万智の短歌が本になったように、九想さんの「俳句的」短文集もいいと思いますが。期待しています。
いろんなことが思い出されます。
これからも勉強していきたいと思います。