燃えてる女房

1999年03月31日 | 暮らし

 毎月やってる棚卸で、疲れて9時頃帰ってきた。
 シャワーを浴び、炬燵でビール(いやこの頃は発泡酒にしている)を飲んで
ると、
「練習していい?」
 と女房が訊く。
「ああ…、いいよ」
 といって、私はNHKのニュースのテレビを消す。
(ユーゴスラビアじゃたいへんなんだよえみさん。フラメンコどころじゃねェ
んだ)
 これは心の呟きです。
 そうだ、今日はASAHIネットの句会の締切だ。手帖と歳時記2冊を本棚
から取り出し、ビールいや、発泡酒(正確に書かなくては)を飲み、どれどれ
今回の課題はなんだっけ、と手帖を見る。「うららか」「春愁」「京都しばり」。
 カスタネットの音が鳴り響く。とてもじゃないが、句作する環境ではない。
「今日は、カスタネットの音、きれいじゃない?」
「…ああ」
「こんどの発表会で私、4曲も踊るのよ。ひとつは、4人で踊るんだから目立
っちゃうな」
 両手で鳴らすカスタネットの音にうっとりとして、うれしそうにいう。
 5月のGWの3日4日に中野でやるという。

 うららかやフラメンコ舞う妻笑顔
 うららかや台所で妻フラメンコ

 こんなのしか、浮かんでこない。
 女房にこんなのできたというと、
「ちょっとへんなんじゃない。俳句にフラメンコは合わないよ」
(おめェのそのカスタネットがわるいんじゃねェか)
 彼女は、30分ほど自己満足して寝た。
 私はビール、いや発泡酒(ああ…めんどくさい)から日本酒にかえ、それか
ら睡魔と戦いながらなんとか句を作りました。
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3/2  だんご3兄弟
3/7  卒業式
3/9  “尻拭い”はどうするの?
3/9  哀しい話
3/11 ポピー
3/15 苦笑
3/17 妻と行く卒業式はくもり空
3/17 薪能
3/19 茨城の春
3/31 燃えてる女房

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