昨夜(といっても12/19 午前0時台のことです)、
ラジオ深夜便でギタリストの村治佳織が話をしていた。
深夜便のプロデューサーにインタビューされていたんです。
その最後のほうで「好きな言葉は何ですか?」と訊かれて、
それは「人生成り行き」といっていた。
吉永小百合の旦那からいわれたそうだ。
彼女は長く吉永小百合とつきあっていて、
吉永のプロデュースした映画に、彼女のギターが使われたそうだ。
「人生成り行き」という言葉を聞いて、わが身のことだ、と思った。
おれの人生は“成り行き”の連続なんです。
まったく計画性がなく、行き当たりばったりの人生でした。
次々にぶち当たる出来事に対処しなければならなかった。
そこでの判断を間違えるとその先が大変です。
これが難しいんです。
そんなわけでおれは転職を20数回してきた。
どこかで選択を間違っていたかも知れない。
でも現在、埼玉の田舎で中古の一戸建てに女房・義母と暮らしている。
双子の息子たちは東京の会社で働き、埼玉に家を買って家族と暮らしている。
毎年正月には息子たちの家族がうちに来て、新年会をやる。
おれも女房も、孫たちに会えることが楽しみです。
貧しい生活をしてきたが、今はこんな暮らしをしている。
“人生成り行き” そして “ 当たって砕けろ”です。
あまり自慢できませんがね。