軽井沢から諏訪へ

2011年08月29日 | 健康・病気

昨日、私たちは6時にケータイのアラームで目が覚めた。
窓から外を見ると雨は降っていないがくもっていて良い天気ではなかった。
「今日…、どうする?」と女房。私は、それどころではない。
6時15分ぐらいからNHKラジオでやる「なぎら健壱のあの頃のフォークが聴きたい」を聴くために、
必死になって枕元のポケットラジオを探し、イヤフォンを耳に突っ込み、チューニングをしていた。
「くもりか…」
耳では、なぎら健壱のだみ声が聴こえてきた。
月末は、なぎらがフォーク歌手になった頃を話すということになっている。
私がまったく知らないフォーク歌手のことを話して彼らの歌を流していた。
なぎら健壱と私は同じ歳だ。
彼が高校生の頃、必死になってフォークギターを弾いていたときに、
私はぼんやりと何も考えずに学校でトロンボーンを吹いていた。
家でギターなんぞ弾きながら…。
なぎら健壱はエライ。自分の道をしっかり歩いている。
それにくらべおれはダメな男だ。
そんなことを考えながら布団から起きた。
「こんな天気だけど諏訪に行こうか。もし今日家にいたらおれ落ち込みそうだよ」
こんなことを私は女房にいったような気がする。
そして私たちは簡単な食事をして8時に家を出た。

まずカーナビに白樺湖の遊園地をセットした。
職場の人にそう教わっていたからです。
夏も盛りを過ぎたせいか日曜日というのに中山道には車が少なかった。
私たちは佐久市街・望月を通り過ぎて蓼科高原を抜けて9時半に白樺湖に着いた。
世界の影絵・切り絵・ガラスオルゴール美術館を見学した。
諏訪に向けて10時過ぎ出発した。
そこからは気持ちいい高原だった。
少し走ると車を停めて展望出来るところがあったのでそこに入る。
白樺湖の写真を撮った。

  
          白樺湖                                                               白樺湖


  

10分ほど走っただろうか、大きな駐車場が見えた。
山を登るリフトが見えた。
「あれに乗ろうか」女房がいう。
そこが車山高原だった。
ここも職場の人に聞いていたのです。
「晴れていれば富士山や長野の山が全部見える」と。
しかしリフトのことは聞いてなかった。
うっかりすると通り過ぎていたかも知れない。
女房がリフトに乗りたいといったから車を停めたんです。
「山頂まで往復1500円のを買ったんだよ」女房は得意げにいう。
貧しいわが家としては大散財です。
でも、リフトに乗った彼女は大はしゃぎだった。
高原の景色も気持ちよかった。
2人で3000円は高くないと思った。
途中まで行きリフトを乗り換えた。
そこには小学生の団体がいた。
高原とは思えない賑やかさだった。

  


   

結局、山の上は雲がはびこっていて下界がまったく見えなかった。
とうぜん、富士山もアルプスも見えなかった。
女房と「またいつか晴れたときに来よう」と下山した。

  
          しあわせな亀                        高島城                         天守閣から見えた諏訪湖

途中、霧ヶ峰高原の駐車場に車を停め、一路諏訪市を目指した。
くねくねとビーナスラインを下り、カーナビに設定した高島城に行った。
隣にあった諏訪市役所の駐車場に停めた。
そこが高島城の駐車場になっていた。
お堀に亀が何匹ものんびり泳いでいた。
あまりにのどやかに泳いでいる亀を見て「おまえはいいな」と声をかけてしまった。
諏訪市にこんな素敵なお城があるなんて知らなかった。
あまり宣伝もしていないのではないかな?
入館料300円を払って中に入っていろんな資料を読むと、
それなりに歴史のある城だということが分かった。
明治時代に破却され、昭和45年に復元された。
鉄筋コンクリートなので重みはないが、いい雰囲気の天守閣です。

   
                                           秋宮一之御柱                     秋宮二之御柱                            
いよいよ諏訪大社です。
最初に下社に行った。
高島城から15分ほどでした。
駐車場に入ると、うまいことに1台の車が出たところに停められた。
沢山の樹木に囲まれ蝉時雨がそこから賑やかに降ってくる。
目の前の本殿というのだろうか、それが工事中だった。
右のほうに行くと秋宮一之御柱がそそり立っていた。
もう一度左に戻ると秋宮二之御柱があった。
女房と三と四之御柱はどこだろう?と探した。
しかし分からない。
お土産を売っている女性に訊いた。
それで分かりました。
人が入り込めない山の中に立っていた。
どうして三と四之御柱はあんなところにあるのだろう?
女房は必死になって写真を撮っていた。
なんか三と四之御柱が哀れになった。

  諏訪大社柱探して秋の蝉

これは、昨日の九想庵のトップページに載せた句です。

  

どっちが三で四之御柱か忘れました。右が三か?四か?
下社を出て近くの蕎麦屋で蕎麦を食べた。
それから上社に行きました。
下社の春宮がどこか分からなかった。
  
                                           本宮一之御柱                     本宮二之御柱
上社です。
下社を出た私のあとを着いてくる車があった。
私たちと同じに上社見学に行く人でした。
私の印象では、大社のまわりの雰囲気が下社のほうが威厳がありよかった。
上社は、その辺の町の神社の大きいのという感じでした。
お土産屋や蕎麦屋の建物も下社より見劣りがした。
でも、大社の中はやはり上社のほうが重みがあった。
下社と同じで本宮一之御柱と二之御柱は目立つところにあったが、
三と四之御柱は建物のうしろの山の中に立っていた。

       
       本宮四之御柱            本宮三之御柱(うしろの白いもの)           一之御柱を手に載せてみました

3時20分、諏訪大社上社本宮をあとにした。
カーナビに軽井沢と設定すると午後6時20分着予定と出た。
「3時間もかかるのかよ。それじゃ、佐久を設定してみて」と女房にいう。
すると1時間半ほどで行くと表示された。
軽井沢まで佐久から30分だから2時間で軽井沢に着くことになる。
こういうカーナビのやることが理解出来ない。
帰りはビーナスラインは通りたくなかった。
途中、音無の湯という温泉によった。
ここの温泉は悪くはなかったが、ただ1つ不愉快だったことがある。
靴のロッカーは100円入れて戻ってくるのに、服を入れるロッカーが戻ってこない。
どこかにそのことが書いてあればいいのだが、まったくなかった。
なんか100円をだまし取られた気持ちになった。
入浴料が700円だったが、ものすごく損をした気持ちになった。

カーナビは、白樺湖から望月に出て、そこから小諸に連れて行ってくれた。
これも理解できない。
望月あたりで目的地を佐久から軽井沢に変えていた。
小諸のツルヤで夕飯の買い物をして家に帰った。
家に着いたのが午後7時前、177キロほど車を乗りました。
疲れたけど楽しいドライブでした。
心配したが、まあまあの天気でした。
事故もなく無事帰れてよかったです。
  


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4 コメント

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長野県は広い (肥さん)
2011-08-30 04:59:22
お二人のドライブに便乗し,
楽しませていただきました。
ありがとうございました!

それにしても長野県は広いですね。
車を持っていないとどうしようもない感じ。
免許のない私にはとても住めません。

そうそう,今日はハモネプの日です。
ご覧になれますか?
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Re:長野県は広い (九想)
2011-08-30 09:09:22
肥さん、おはようございます。

長野県は、日本で4番目の県なんですね。
広いです。
そして、沢山観光地がありますね。
2年少し住んでいますがまだ行ってないところがあります。
これからも長野県のすばらしいところに行きたいと思います。

マモネプ、ハードディスクに録画します。
そろそろシントコが恋しくなりました。
9月には行こうと思います。
返信する
楽しいドライブでしたね (アンジェラ)
2011-08-30 18:25:52
 こんばんは

 奥様との楽しいドライブでしたね。
夫婦水いらずのひとときが伝わってきます。

 我が家の大きな白い車は、今日も布団干しです。

 庭のコスモスやダリア 朝顔 おしろい花が綺麗です。今日は甘いスイカを頂いたので、ご近所仲良し二家族を呼んで木陰でお茶しました。楽しかったで~す
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ドライブ (九想)
2011-09-01 00:48:36
女房とフロントガラスの向こうを見ながら車を運転していることは楽しいです。
同じ方向を見ていると話もはずみます。

今日、愛するFitは車検を受けるために車屋さんにあずけました。

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