ゆるやかな生き方

2014年12月02日 | 健康・病気

「ゆるやかな生き方」(五木寛之著 実業之日本社刊)を読み終えた。
久しぶりに五木のエッセイを読んだ。

「アンチエイジング」より「ナチュラルエイジング」だろう、と五木は書く。
私は、これまで「アンチエイジング」に憧れを持っていたが、
「ナチュラルエイジング」のほうがいいかな、と気づかされた。

人生で最も重要なことは、毎日を気持ちよく生きることだと思う。
(略)
人が気持よく生きるための、第一の条件とはなにか。
それは、そこそこに快適な体調を維持することだ。

病んだ時代に生きて、心が病むのは自然なことだ。
傷つきやすい心、素直な心、やさしい心の持ち主ほど、いまの時代には傷つき痛む。
こんな時代に生きていて心が萎えるのは、むしろ菩薩の心に近い人たちではあるまいか。
人間的な、暖かい心の持主ほど苦しいのが、いまの時代なのだ。

ちょっと心に残った文章を書き写してみました。
五木寛之の心は柔軟であり、また頑固なところもある。
これからの九想話は、このように書ければいいな、と思う。
足元にもおよばないが少しづつ少しづつ近づけるようにがんばりたいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする