自分の心が音やねん

2014年12月06日 | 健康・病気

12月2日(火)0:40からNHK総合で放送された地方発ドキュメンタリーを観て私は感動してしまった。
大阪府立淀川工科高校吹奏楽部の全国大会までの3か月を追うドキュメントだった。

> 『吹奏楽の甲子園』と呼ばれる全日本吹奏楽コンクールにこれまで37回出場し、
> 全国3000校の頂点に立つ淀川工科高校吹奏楽部。
> ここで50年間指揮をする丸谷明夫さん(69)は楽器の技術やコンクールの結果以上に、
> 活動を通して生徒たちが自分で考え、「心」を磨くことを大事にする。
> 人に伝わる演奏を目指して、ひたすら練習を重ね、成長していく部員たち。
> ひたむきに音楽と向き合う高校生たちの、泣き笑いの物語。

これはNHK ONLINE にあった番組紹介の文章です。
顧問の丸谷明夫先生が素晴らしい。
この人は、今年から録画して観ている「題名のない音楽会」にもよく出てきている。
関西弁でゲキを飛ばし、厳しい指導ながら、生徒に愛される名物顧問です。

練習は毎日夜の10時ぐらいまでやる。
その日の練習が終わると部員1人ひとりが演奏ノートにその日のことを書く。
それを先生は家に帰って全部読んでそのノートに先生の気持ちを書く。
その作業だけでもたいへんな時間を使う。
それを69歳の老教師が毎日やっている。
この先生の吹奏楽部の運営のしかたは心がこもっている。

今年、関西吹奏楽コンクールで金賞をとり、全国大会に出場することになった。
しかし、その前に大阪の西成区釜ヶ崎の日雇い労働者の多いところでコンサートを開く。
60歳前後の人間の喜ぶ歌謡曲などを練習して演奏する。
少し前までコンクールの曲を練習していたのに、労働者のために歌謡曲を練習する。
丸谷先生は生徒に、曲を演奏するということはどうゆう心で吹けばいいのかということを、
理解して欲しいと願っている。

コンクールに出る各楽器のパートの人を、オーディションをやってそれを他の部員が選ぶ。
顧問が選ぶのではない。
全国大会に出るには人数制限がある。
関西吹奏楽コンクールにはSクラリネットのパートは2人出た。
レギュラーでSクラを吹いている3年のYさんは緊張しやすい性格でソロのとき不安定になる。
それでソロだけを吹いた3年のAさんがいた。
全国大会には1人だけしか出られなかった。
オーディションをやった。
結果、県大会でソロを吹いたAさんが出ることになった。

素晴らしいドキュメンタリー番組で観ていて私は涙が止まらなかった。
自分の心が音やねん」←ここをクリックするとそのドキュメンタリーが観られます。
ぜひ、あなたに観ていただきたいです。
(はじめにCMがあります。それに耐えて観て下さい)

コメント (2)
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