変哲半生記

2013年07月28日 | 健康・病気

今日、御代田町立図書館で「俳句で綴る 変哲半生記 小沢昭一」(岩波書店)を借りた。
10日ほど前、この図書館でこの句集を見つけたとき、絶対借りようと思った。

そのときは別な新刊を借りたかったので諦めた。
御代田町立図書館では、新刊は1冊だけしか借りられないのです。
ここでは、毎月新刊を数冊を購入している。
いろんな文学賞を受賞した小説の本が沢山あります。
これが魅力的なのです。
悲しいことに、中軽井沢の図書館の新刊には魅力を感じない。
新しく開館して最近までは中軽井沢の図書館に行っていたけれど、もうこれからは行かないだろう。
中軽井沢の図書館には、私が読みたいと思う本が少ない。
それに比べて、御代田の図書館には魅力的な新刊が沢山あります。
御代田町立図書館の新刊担当者が素晴らしいのでしょうね。
軽井沢図書館の新刊購入の方針が、私にはイマイチ理解できないです。
御代田町に行くことは私としてはとても面倒なんですが、借りたい本があるということは私にとって魅力です。
中軽井沢の図書館には、私が読みたい本が少ない。
私の職場には、目の前に佐久市の図書館があるのですが、そこには行きたくない。
一度行って、これが図書館か?と思ってしまいました。(あくまでも個人の感想です)

「俳句で綴る 変哲半生記 小沢昭一」を、今夜読み始めました。
ザッと読んで、私の心にとまった句をここに記します。

昭和44年
1月
  スナックに煮凝のあるママの過去
4月
  浮く花をこなまいきにも蝌蚪つつき
9月
  二号という噂の人や初さんま
11月
  よくも乗ったり物干竿に枯葉かな
12月
  クリスマス聖し夜に浮けクリトリス
  短日や友の帰郷の残り酒
昭和45年
6月
  原節子の会陰部に咲け黴の華
  しごかれてものになる鵜もならぬ鵜も
昭和46年
3月
  電線を五線譜にして燕哉
昭和47年
1月
  この婆ととにもかくにも姫始め
2月
  わが咳と女の咳や暗き宿
昭和48年
12月
  屏風の句読んで読めずに客間かな
  吸殻のたまるせつなき火鉢かな
昭和49年
2月
  ふと商売替えを想いて春寒く

今夜は、「第一章 俳句を知り始めしころ」の句を読んだ。
昭和52年までに発表された句です。
ほんとうに小沢昭一は、俳句が好きだったのだと思う。
しかし、私にとって面白い句が昭和49年までに多かった。
それからは、心にとまる句が少なかった。
これはどういうことなのだろう。
ま、私の読み方なんていいかげんです。

この句集には、平成24年までの句がある。
全部で4,000句あるという。
しかし、こうして俳句を作り始めてから句の全部ある句集があることが羨ましい。
私は40歳から俳句を作ってきたが、全部の記録がない。
ああ…、全部何かに書いておけばよかった。
ま、私の句なんて…。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする