この写真に写っているのは、私の持っているケーナとサンポーニャです。
あと1本、車の中にあります。
それは渋滞したときなどに吹くためのケーナです。
一番上にあるのがサンポーニャです。
私が40代の頃、東京の国立駅前で買ったものです。
そのとき国立駅前でフォルクローレのグループが演奏していて、
そのときに衝動買いをしてしまった。
上から2番目のケーナは、京都の焼肉屋いちなんを経営している孫恵文さんからいただいたものです。
孫さんは、九想話のブックマークにあるブログ「こらそん保育園」を書いています。
2003年に私は京都に行き、焼肉屋いちなんでご馳走になった。
3階の部屋で孫さんとケーナを吹きまくった。
そのときにいただいた“ありがたい”ケーナです。
孫さんは何本もケーナを持っていた。
最近太いケーナを買って練習しているので、このケーナもけっこう音が出るようになりました。
以前はまったく音が出なかったですね。ワタシガヘタナモノデ…
3番目のケーナが、現在よく吹いているもので、今年、コチャバンバで買ったものです。
今このケーナは1日2時間以上は吹いていると思う。
吹くといっても、音は出していません。
息の音だけで指を動かしている。
防音設備のない九想庵スタジオ(会社の寮)では、音は出せない。
上から4番目のケーナは、1月まで吹いていたケーナで、北海道の河辺晃一さんが作ったものです。
このケーナは良く鳴ります。
ただ、私は最近太いケーナに憧れていて、この頃まったく吹いていません。
一番下のケーナは、私が42・3歳の頃に製作したものです。
私のケーナの指使いは、パントーハやウニャ・ラモスを真似してやっていた。
それで一番下の穴は、右手の小指で押さえやすい位置にずらして開けてあります。
それなりに音は鳴ります。
現在、上から3番目のケーナをよく吹いている。
これから私はこの楽器がよく鳴るようになるまで吹こうと考えています。
と書いて分かると思うのですが、このケーナの音は今の私が吹くとボソボソです。
しかし、全体の形が気に入っているのです。
指の押さえもいい。
じつは、これまで頑固にウニャ・ラモスの指使いを守ってきた私なのですが、
このケーナにしてから、左手の指を薬指まで使っている。
これまでは中指までしか使わなかったのです。
私は、パントーハとウニャ・ラモスをケーナの名人と尊敬しているので、彼らの指使いを守ってきた。
ところが、2月21日に新しいケーナを買ってから左手の薬指を使って吹くようにした。
そうするとケーナの1番下の穴を右手の薬指で楽に押さえられるのです。
この指使いにして、ケーナという楽器の可能性が広がったと思う。
これまで一番下の穴を押さえるのが不安定だったのです。
(パントーハの時代は、一番下の穴は押さえないといわれてきた)
私は長いこと以前の指使いをしてきた。
いまさら変えることは並大抵のことではないのです。
でも私は、私のケーナの未来を信じて新しい指使いでこれからやっていきます。
この4月にパンカーラでやるフォークソング祭りには出られないが、
おそらく7月(?)にやるわいわいがやがやコンサートには出たい。
今から練習をしておかなくっちゃ。
サンポーニャで「泣きながら」を演奏したいと思っています。