終わらざる夏(途中)

2012年08月20日 | 健康・病気

「終わらざる夏」(浅田次郎著 集英社)の第一章(179ページ)までを読んだ。
序章では、大本営に勤務する小松少佐と盛岡聯隊区司令部の佐々木曹長のことを書いている。
小松少佐は、召集令状を発行するもとになる動員表を作っている。
動員班の歩兵担当主任である佐々木曹長は、数字を氏名に置きかえていた。
兵士を集める人間の苦悩がここには書いてあった。
そして盛岡で動員が始まった。
「こんどの動員ばがりァ、ゆるぐね」
しかし、村に残っているのは女と子どもが多くなっていて青年は少ない。
なのでこれまで兵士には無理なような人が選ばれた。
この小説の3人の登場人物が出てくる。
“特業”と呼ばれる専門技術者だ。
米英語の通訳者、医者、車の運転ができる人だ。
第一章には、45歳と11ヶ月の洋書出版社で翻訳をしている片岡直哉、
若い医師の菊池忠彦、右手の指が3本しかない車の運転ができる富永熊男の、
軍隊に行くまでのことが書いてあった。
これからこの3人が軍隊に入ってどうなっていくのだろう?

上・下1,000ページほどある小説です。
今日はたくさん読めたが、いつ終わるのだろう?
夏休みに読書はいいですね。

コメント
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