鍵はどこ?

2009年01月09日 | 健康・病気
昨日の朝、女房と引っ越し先の家の鍵をもらいに管理事務所に行った。
昨日と今日と明日、女房は会社を休みにした。
10時から11時の間に東京ガスの担当者が来て、
器具の点検などしてガスを使えるようにしてくれる約束になっていた。

それが終わり車に積んできたイスや机を捨てに、
所沢のゴミ処理場に行った。
着いたのが11時35分、午前の受付が11時30分終了していた。
しかたがないのでいったん家に戻った。

女房は、日曜日のフラメンコの練習のための個人練習をすると、
近くのスタジオに行った。
私はその間、ほかに廃棄するべき本棚などをめいっぱい車に積んだ。
無事それらの廃棄がすみ、家に帰った。

今度は、梱包したダンボール箱を沢山車に積んで、
引越先の清瀬の団地(東京都清瀬市)に行った。
こんど住むところはエレベーターがない3階です。
私は必死に運んだ。
女房はタオルを持って階段を利用する9軒の家に挨拶に回った。

それらが終わって所沢に戻るとき、「鍵がない」と女房がいう。
新しい家の鍵がです。
所沢の家においてきたバックの中にあるかな?という。
家に帰って女房がバックを調べるとなかった。
とりあえず今日は荷物の運搬はやめようと決めて、
私は、膝の治療のために整形外科に行った。
病院はものすごく空いていて30分ほどで家に戻った。
すると玄関の前に女房がいていう。
「やっぱり鍵のことが心配だから清瀬の団地に行こうと思って」
それじゃということで、荷物を4個ほど積んで行った。
「きっと押し入れに置いたと思うんだ」
「そうだね、おそらくあるよ。おれが自分のを1本取って
 えみさんに渡したとき、そこに置いてしまったのかも知れない」
「でも、ホントに私に鍵を渡した?」
「ああ…、渡したよ。鍵に住所を書いた小さな荷札がついていて、
 その輪っかからなかなか取れなくて、やっと1本取って
 えみさんに渡したんだよ」
清瀬の団地の家に着き探したが、押し入れにもそのほかにも鍵はなかった。
帰りの車の中で女房が、
「ホントに私に鍵を渡したの?」と私を疑うことをいう。
そのとき私は、整形外科の治療のために昼の引越のときに着ていた
フリースとジーパンではなかった。

女房は、家に帰ってフリースとジーパンを調べてみるという。
そういわれたら私は何もいえない。
ひょっとして私が女房に渡してなくて、
フリースのポケットに鍵があったらどうしょう、という気持ちになった。
私としては、あとで間抜けな状態になりたくないので、
女房のことはあまり追求しなかった。
ただひたすら黙って家に帰ったら、
女房のバックをもう一度探してみようと思っていた。
しかし、内心もし私の着ていたものに鍵があったらどうしょう、と不安だった。
でも絶対、鍵を女房に渡したという記憶がある。

こういうことで、結婚して10年ぐらいはよくケンカしていた。
でもそれ以後はそんなことでは言い争いはしなくなった。
私も女房もおだやかな夫婦生活を望んだ。

家に帰って女房はまず私のジーパンとフリースのポケットを調べた。
鍵はなかった。
私は女房のバックを見てみた。
ありました。
女房のバックのポケットの奥底にそれはあった。
「あった」というと女房は喜んだ。
もうそれだけでいい、という感じだった。
私も自分が間違ってなくてホッとした。
それから2人でパルコに晩飯の買い物をしに行った。
女房は私に控えめだった。

それにしても、不安で清瀬に行くというのなら、
もっときちんとバックの中を探して欲しかった。
コメント
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