TVピープル

2008年08月08日 | 健康・病気
作品集「TVピープル」村上春樹著(文春文庫)には、
6つの短編小説が入っている。
「TVピープル」
「飛行機ーあるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか」
「我らの時代のフォークロアー高度資本主義前史」
「加納クレタ」
「ゾンビ」
「眠り」

「TVピープル」は、読みながらTVピープルはなんなのだろう?
と考えているうちに、主人公の奥さんが会社から帰ってこなくなってしまった。
TVピープルって、なんなのだろう?

「飛行機ーあるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか」
<彼は二十歳になったばかりだった。女は彼より七つ歳上で、
結婚していて、子供までいた。>
<彼女の夫は海外旅行を専門にする旅行会社に勤めていた。
そのせいで月の半分近くは家を留守にしていた。>
夫はオペラが好きだった。
<彼はそういった種類の音楽をこれまで一度として聴いたことはなかった。>
彼女の家庭に問題はなかった。
<夫は優しくていい人だし、子供のこともとても愛してる。
たぶん私は幸せなんだと思う。>
<じゃあどうして僕となんか寝るんだろう、と彼は思った。>

「我らの時代のフォークロアー高度資本主義前史」
<これは僕の知り合いの話である。>
<彼は僕と高校で同級>で<彼はなんでもできる男だった。>
彼にはガールフレンドがいた。<校内でも指折りの美人だった。>
2人は、<ミスター・クリーンとミス・クリーン>だった。
<二人は週に一度ペッティングをするようになった。>
<そのあとでひとつの机に椅子を並べて二人で勉強した。>
<彼は彼女と寝たかったのだ。本物のセックスを彼は求めていた。>
でも彼女は、
<あなたのことはとても好きよ。でも私は結婚するまで処女でいたいの>
彼は、東大に、彼女は地元の大学に入った。
夏休みに彼は帰ってきて彼女と毎日のように会う。
ペッティングのあとで、セックスのことをいうと、
彼女はあなたのことは好きだ、という。
<私が誰かと結婚したあとであなたと寝る。>という約束をする。
そして何年後かに、結婚した彼女から彼に電話がかかってきた。

すみません。あと3つありますが、もう寝ます。
明日、24時間勤務なんです。
明けた日曜日は、東京湾大華火祭のため夜仕事になってしまった。
そして月曜日も24勤務。
(おれはどうなってしまうのだ!)

村上春樹は好きですね。
これからも読んでいきたいです。

コメント
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