期待はずれのライブ

1999年04月23日 | 音楽

 私の行ってる歯医者の1階にジャズ喫茶(飲み屋)がある。歯医者は2階だ
(どうして歯科病院を歯医者と呼ぶのだろう。一般にそういってますよね)。
階段を上がるとき、そこのポスターを見たら、4/23「ギターソロ」と書い
てあった。歯の治療をしてるとき、気分転換にジャズでも聴いてみるか、と思
った。
 以前、このジャズ喫茶「スワン」には女房とよく行っていた。
 家に帰るとKがいた。Kと行けたらいいな、と思った。シャワーを浴びビー
ル(発泡酒です)を飲んでから、Kを誘った。振られた。雨の中一人で行った。
 7時50分に着いた。8時からとポスターに書いてあったのに、8時になっ
ても始まらない。
 演奏者だと思われる髪の長い男が、ギターのチューニングをしてからコーヒ
ーを飲んでタバコを吸っている。客は、私の他に4人。そのうちの2人は仲間内
のようで、親しげに話していた。その会話を聞いていて、なんか私は興ざめし
た。へんにこれみよがしの会話をして、他の客に「おれたちは仲間だぞ」と見
せつけているようで感じ悪かった。
 8時半に演奏は始まった。シンセサイザーを鳴らし、ギターもそれにつなげ
ていた。なんか環境音楽のようなとりとめのない音の羅列が始まった。おれは、
「ジャズを聴きにきたんだ」と怒鳴りたかった。それが、20分ほど続いた。
いいかげん私は飽きた。私は、その“音楽”を無視した。終わっても拍手をしな
かった。
 次は、ガットギターに持ち替え、バッハの曲と思われるものを弾いた。
「おれはジャズを聴きたいんだ」とわめきたかった。
 3曲目、やっとジャズらしい曲になった。一所懸命弾いてるのは分かるが、
弦をはずすわ、リズムは流れないわで、私は気が気ではなく乗れなかった。そ
れでも、仲間や店の女の子にはうけていた。
 ああ…、Kを連れてこなくてよかった。
 でも、ひとつよかったこと、ちゃんと楽譜を買って、ギターをまた練習して
みようかな、と思った。

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ブリッジの歯

1999年04月23日 | 健康・病気

 本日、歯の治療の、ひとつの区切りがついた。
 痛かった歯のとなりは子どもの頃抜けていてなかった。それで、痛かった歯
とその2つ隣の歯に金属でブリッジした。
 私は高校生の頃、左の顎の関節が痛くなり、接骨院に通っていた。そのとき
ほっぺたにでかい湿布を1ヶ月ほど貼っていた。かっこ悪かった。
 おそらくあれは、奥歯が1本なかったせいでなったのかなと思っている。そ
のせいで私は、左では食べ物を噛めなかった。そういうことの影響で顎の関節
がおかしくなったんだと思っている。今でもおかしい。知らず知らず左の顎の
関節を鳴らしていて、女房に「やめたほうがいいよ」なんて注意されることが
ある。
 ひょっとしたら、こんなことで私の性格が変わったかもしれない。
 なんか奥歯が揃ったせいか、力を込めて歯を噛みしめることができる。
 左の奥歯も揃ったことで、私の人生変わるかな。

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