ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

181日目 くまへ行くモン!再び(2)

2017-09-23 23:31:36 | 九州中部
平成29(2017)年5月4日(木祝)


クマはいないらしいけど、くまもと(熊本)県くま(球磨)巡り。
雨は熊本県に入るとすっかり止みました。終わり間際になって晴れてくるとはな・・・(愚痴)。

湯前から国道388号線で北東へ向かい、水上村へ。
関東人なら無条件に「みなかみ」ですが、ここは特に捻りもない「みずかみむら」。

(667)熊本県球磨郡水上村役場
ここも3年半前に挑むつもりだったのですが、バスが年末休みで断念した場所。
村全体の約90%が山林で、人口約2,300人。

↓役場は人吉盆地の「キワ」にあるので、目の前にはグルグル廻る「奥球磨ループ橋」があって、これで国道は山へ登ります。


↓ついでに役場がある場所も村の「キワ」にあって、ループ橋自体は湯前町。
水上村の飛び地があって、しかもぴったり中学校の敷地になっています。
なんでこんな不自然な状態になっているんだろう?

橋の上から見下ろす→
流れている川は日本三大急流で有名な球磨川で、源流も水上村。
ここは急流の冠を付ける程の流れではないけど。

↓市房ダム


 
ダムから東側はいわゆるダム湖になっており、遠くでは噴水が立っています。

早速そこの物産館水の上の市場へ→

行ったら既に終わってもーた・・・→

でも、お金を払えば見られるし、下へも降りられます→
たった¥500ではあるんですが遠目から見たし、ま、いいか。とケチる。
因みに噴水の高さは80mだとか。
レストランもあり、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色を愛でながら食事ができます。
なかなかのロケーション。

水の上の市場を引き返し、ちと遠いけど多良木町(たらぎまち)・あさぎり町・相良村(さがらむら)を経由して、五木村(いつきむら)を目指します。

その途中の生善院(水上村)→
別名「猫寺」だけあって、やっぱり狛猫になってます。

↓ネコはそれほど好きではないけど(私はイヌ派)、ネタのため寄ってみました。


 
お堂の飾りとなっている厳ついモノは、最初見た時はサルかな?と思ったんですが、体はしっかりとネコっぽいけど、顔は金剛力士かな?どうにも気色悪い。

観音堂→
国の重要文化財で、人吉藩化け猫騒動(というのがあったらしい)に因んだお堂。

↓これも国の重要文化財ですが、多良木町の青蓮寺(しょうれんじ)阿弥陀堂。

茅葺き屋根のあまりの立派なのに惹かれて、しばらく車から眺めていたお寺さん。
どういう由来の寺かその時は分かりませんでしたが、後で調べてみたら、永仁3(1295)年に創建された上相良氏代々の菩提寺でした。
道理で堂々とした佇まいなワケです。

相良氏とは、源頼朝の命により遠江国・相良荘からやって来て、その後700年もの間、人吉盆地周辺を治めた氏族。
人吉の相良氏を「下相良氏」、多良木の方を「上相良氏」と区別しているようです。
相良荘は今の静岡県牧之原市ですが、確かにこの辺り相良という地名がありましたわ。

相良村で川辺川左岸側に沿った国道445号線に入り北上します。
↓ところが国道は一部通行止めとなっていて、右岸側の旧道?に迂回させられます。

でも今月(9月)末で全通するようです。

川辺川(上流方向)→

五木村に入る→
西米良村に負けず劣らずの秘境だわ。

実はここ、今ではすっかり忘れ去られた感がありますが、一頃世間を賑わした舞台であります。

東の八ッ場(やんば)、西の川辺

そうです、川辺川ダム建設予定地、というか建設予定地だった所?。
というのも、ダムで利益を受けられる筈の下流域の猛烈な反対により、平成21年に建設が中止されたにも関わらず、事業はまだ廃止されていないのだという。言わばまだ残り火がくすぶっている状態。
お上の事だ、密かにウチワで扇いでいたり油をチョロチョロと注いでいたりしているかも。
一方、東は粛々と建設中。

子守唄で有名な五木村の市街地に到着→

 



カッコしてあるのはこれまで行った所→