ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

166日目 歩いてゆくんだ水戸漫遊記(1)

2017-03-12 23:59:43 | 北関東
平成28(2016)年10月9日(日)


雨脚が一段と激しさを増して始まった茨城県都・水戸市訪問です。
↓「出歩きたくないよなー」と、しばしボーゼンと雨を眺める。


さてさて、全国的に知られた水戸ですが、水戸と言えば?
助さん格さんを従えて全国を廻るじい様?→

或いは、臭くてネバネバした私の大嫌いなもの?
 
の2つが鉄板か?

意外にも1世帯当たりの納豆購入額は一昨年までの3年間は日本一ではなかったらしく、だからこんな横断幕なのですが、この呼びかけが功を奏してか、昨年めでたく日本一を奪い返したみたいです。

えっ?、あの女性ユニットも水戸??→
なワケないし。
白黒の石を打ちあうこの遊びは水戸が発祥なんだという。

見所という点では「水戸と言えばコレ」というのがかなり多くありまして、さすがに全てとはいきませんが、できるだけ廻ってみたいと思ってます。

ただ雨が降っていなければレンタサイクルを使うつもりでした。
でも傘をさしてのチャリは危険だし(そもそも違法)、片や歩きで通すと相当の時間と体力を費やします。

雨が止むまで待つか歩くか悩んだ末、後者を選びました(同じ場所に長い時間じっとしていられない私の性格も災いした)。人生楽ありゃ苦もあるさ~♪、と心の中で歌いながら。
果たしてこの選択は吉と出るか凶と出るか?

駅前から南に伸びる通り→

↓ちょっとまっすぐ歩いてから右に折れると、ここも工事中の市役所。

東北地方太平洋沖地震で使用不可となったので解体され、目下機能が分散されております。

↓そして来ましたるは、水戸市民の憩いの場である千波湖(せんばこ)。

「湖」と書きましたが、水深が浅いために実際は「沼」扱いなんだそう。

湖周辺一帯が千波公園となっていて、それと湖を見下ろす感じで隣り合っている有名な「偕楽園(かいらくえん)」を合わせた面積は、都市公園としては世界第2位の広さを誇っているとな。
街中に川があるのも羨ましいですが、こんな大きな水溜まりがあるのも羨ましい。
おまけにでっかい公園もあるのも、涎を出さんばかりに羨ましい。

ところで、うっとうしかった雨は10時頃にはほぼ止みました。
駅で一時間辛抱しさえすれば後はチャリを使えたので、悩ましかった選択は結果的にでございました・・・。

↓千波湖は水鳥たちの憩いの場でもあるよう。
 
人が近くを通ってもちっとも騒ぎません。悠然としたもんです。
平和でいい光景じゃありませんか。

時に高く水が吹き上がります→

JR常磐線の偕楽園駅を跨ぎます(右側が湖)→
この駅は、文字通り偕楽園の最寄り駅なのですが、下り(水戸方面)列車のホームしかなく、毎年行われる「水戸の梅まつり」期間中のみにしか機能しない臨時駅。
上り(東京方面)ホームがない理由として、おまつりの客を市街地に誘導して買い物をしてもらうために地元が設置に猛反対したんだとか。

↓偕楽園へ通じるつづら折りの坂道の途中の、ちょっと引っ込んだ所にある石碑。

かの大作の完成記念の碑にしては、こんな鬱蒼とした中にポツンと置かれた少々寂しい扱い。

史跡名勝・偕楽園→
入場無料なので、当然潜入を試みます。

偕楽園は「衆と偕(とも)に楽しむ場所」として、天保13(1842)年7月、水戸藩第9代藩主徳川斉昭により造られました。
金沢の兼六園・岡山の後楽園とともに日本三名園の一つ。

さて、先ほど触れた「水戸の梅まつり」ですが、先月18日より今月いっぱいまで開催されます。行くなら今!
今年で実に121回を数えるそうです。

↓この時は10月でしかも天候悪なので、色彩感は全くよろしくありませぬ。

もう一か月早ければ、萩で綺麗だったようですが。

↓偕楽園の中に好文亭(こうぶんてい)と呼ばれる素朴で、雅な建物がありますので入ってみましょう。

ここはさすがに有料(¥200)。
斉昭公は文人、家臣、領民をここに呼んで詩歌や慰安の会を催していたという。

↓左から桜の間、萩の間、紅葉の間。
  

千波湖が目の前に丸見え→
確かブラタモリだったと思うけど、偕楽園の中に大名庭園に付き物の「池」を作らなかったのは、大きなアレがあるからなんだとか。納得。