ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

127日目 車の中から眺めるだけの中能登町

2015-08-20 23:56:26 | 北陸
2015年7月18日(土)


「大型で非常に強い勢力」の台風11号は、前日(17日)の朝に岡山県倉敷市に上陸してからは東北に進路を変えて日本海に突入、衰えてはいたもののじわじわ能登半島に接近しておりました。
そして、この日未明にちょうど私のいる真西50kmあたりで熱帯低気圧に変身し、大したことないかなと思いきや、そこは残りカスと言えども元は台風。
夜、寝ながら朧げに「結構強い雨が降っているなあ」などと思っておりましたが、朝起きたらやっぱり大雨で、ちょっと外に出たら瞬く間にベタベタになってしまいます。一番恐れていた天候の2日目となってしまいました。風が弱いだけマシではありますが。

↓中能登町(なかのとまち)の「道の駅織姫の里なかのと」

朝は洗顔歯磨きや準備など、やる事が案外多くて大変なのですが、雨が降っていると身支度の厄介さが2倍・3倍に膨れ上がります。

↓やっとの思いで出発の態勢に持っていき、まずは町の南西部の「久江(くえ)集落」へ。





元は農家なんだと思いますけど、間口の大きな切妻屋根、妻入、真壁造りの民家が目立つ、整っていてかなりよろしき街の景観。
ここは羽咋(はくい)市から七尾市までを横断する邑知潟(おうちがた)地溝帯の七尾街道東往還に沿う街道町。
後でも訪れますけど、西往還というのもありますが、加賀藩から正式に認められた七尾への街道は東往還。

個人的に一番気に入った建物はこれ→
しもた屋なのかどうなのか分からん中途半端さがよい。何よりも朽ちた屋号が何とも言えずたまらん。

この集落の僅か南西寄りに「高畠(たかばたけ)集落」という宿場町があり、今現在でもその雰囲気を残しております。

(515)石川県鹿島郡中能登町役場
平成17年に鳥屋町、鹿島町、鹿西(ろくせい)町が合併してできた町で、約19,000人が住んでいます。

役場近くには、こんな地名があります→
どっかで見たことあるでしょう・・・、そう、「一青○」なる歌手。
実は彼女のお母さんは「一青」という姓で、しかも中能登町出身だといいます。
名字の由来は地名が多いと言いますから、不思議でも何でもないんですけどね。
こんなのを写しに来るんだから、我ながらかなりのミーハーだと思いますわ。

↓この「一青」を南西方向に走らせた西往還の「能登部(のとべ)」という集落へ。







こちらも間口の大きな民家が多くて味わいのある集落。

↓暗ければ決して走らないであろう山道にやおら突っ込んでいく。

言っておきますが、決して血迷ってたワケではありません。

やがて、ポツンと東屋→

周囲を見渡しても、薄気味悪い山の中→
ここは何を隠そう、昭和62(1987)年にスゴイものが見つかった所。

それは、日本最古の「おにぎりの化石」!  弥生時代のものらしいです。
この山に木の枝を切りに来ていたおじいさんがうっかり転がしてしまったおばあさんの握ってくれたおむすび、だったらもっとスゴかったんだけど・・・。そんなワケないな。
ここは「杉谷チャノバタケ遺跡」といい、来る前はどんな遺跡か楽しみにしておりましたが、ハッキリ言ってつまらん・・・。
せめて、デッカイおにぎりの碑でも設置してくれりゃあいいのにね・・・。

中能登町には他にも国指定史跡「雨の宮古墳群」や、眺めがいいらしい「石動山」「碁石ケ峰」があるなど、案外知られざる見所が多いし、大きなショッピングモールもあるしで、田舎にしては、結構楽しめる場所かも知れないです。

再び七尾市に戻ります→
相変わらずの吹き降りなので、テンションも今一つ。
左に曲がりますが、行き着いた先で温泉にでも浸かろうかな?

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参考・カッコしてあるのはこれまで行った所→