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唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ドラゴン・キングダム

2008年08月11日 | 映画 た行
この映画の見所は、ジャッキーチェンさんとジェットリーさんの夢の競演です。それだけで見る価値あります。っていうか、それだけです。いや、それだけってことないですね。女の人かわいかったし・・・その2つが見所です。

アメリカのカンフー映画好きが、大物を使って趣味で撮っちゃいましたといわんばかりのオープニング。でも、話がすすんでいくうちに、カンフー映画を参考につくっていながら、実はあまりカンフー映画すきじゃないんじゃないの?と思えてくるようなハリウッド的物語に仕上がっていて・・・

敵もあまり魅力的じゃないし・・・白髪の女の子も、きれいだけど、強そうじゃないし・・・最後の大急ぎの展開も納得いかないし・・・

やっぱりカンフー映画は、うんざりするほどアクションが続かないといけないと思うんですが、そこが中途半端な気がしますね。

修行のシーンとか、女の子の演舞(?)のシーンとか、げ!すげえ!と思うまでにいたらないところではい!おしまい!って感じです。最初の孫悟空のシーンも最初瞬間「おお!」と思ったけど、どんどん引いていく感じです。

主人公がアメリカ人というのもさめちゃう原因です。みんなが英語で話してるのもかなりさめちゃうところです。

そんなこんな文句ばかり言っておいてなんですけど、それでも、ジェットさんとジャッキーさんが横に並んでいるだけで感動ですし、2人の戦いのシーンはやっぱりすごいです。最初ちょっと??って感じだったところもあるけど、どんどんはまっていきます。もっと、型の見せ合いとかがあるともっとよかったけど・・・


谷亮子、ママでは銅

2008年08月10日 | スポーツ
谷亮子、ママでは銅…今後の進退微妙(サンケイスポーツ) - goo ニュース

がんばってきたのに残念でしたね。このひとはやっぱり「金」じゃないと国民も納得しませんが、自分も納得しないのでしょう。
日本は柔道でトップにいるの当たり前みたいに思ってるし、その中でも谷さんは突出してると・・・そう思っていましたからね。
普通の人ならメダルを取るだけでもすごいことなのに。

特に今回は、今回の選考の試合でも負けているだけに、やっぱり金を取ってほっとしたかったところでしょうが・・・

負けた試合の内容が消極的とか何とか・・・そこはよく知りませんけど、この人の入場するときの集中した顔は本当にすごいきりっとしててかっこいい。

この先続けるのか・・・この悔しさを持ったまま・・引退できるとは思えないです。次のオリンピックは目指してほしい気がします。結果的に出場できないとしても・・・そこではあがいてほしいなあ・・・

なんていって、結構ぱっと政界進出なんてなりかねない怖さもありますが・・・

谷さんは、スポーツマンであり続けてほしい・・・柔道家であり続けてほしいところです。くだらない自民党に利用されないでほしいなあ・・・

北京オリンピック開会式をちょっと見た

2008年08月10日 | スポーツ
北京五輪の開会式に金メダル――フィナンシャル・タイムズ(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース

本当は開会式なんてどうでもいいんです。

しかし、相手が中国というだけで、派手な演出をしても批判の対象になってしまうのか・・・まあ、地震のこともあるし、結びつきやすいところでもあります。でも、質素にやったらやったで、「田舎者」みたいに言われちゃうんだろうし・・・大変ですねえ・・・

たしかに、もったいぶらないで早く火をつけろよ!と思わないでもないけれど・・・ワイヤーで吊り上げられて走り出したときはちょっとだけ「おお!」と思いました。
なんにしても、国家の一大事業ですからね。それなりの見栄も張りたいところでしょう。

東京がオリンピックやりたがってますが、無駄遣いという点では、決まってもいないオリンピックを口実に住民無視の開発を強引に進めている東京都の方が、よっぽどひどいと思いますけどね。そのための宣伝費だってどれぐらいつぎ込んでいるやら・・・です。

一方で中国を批判の対象にして、オリンピックそのものは宣伝に利用する・・・石原さん、「夢」がなんたら・・・いうけれど・・・東京オリンピック・・・石原さんの「夢」に終わってほしいです。

瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず 李下(りか)に冠を整(ただ)さず

2008年08月04日 | ありがたいお言葉
瓜田に履(くつ)を納(い)れず
〔古楽府(君子行)〕ウリ畑でかがんでくつをはき直すと、ウリを盗んでいるのではないかと疑われる。疑われる恐れのある行為はしない方がよいの意。瓜田の履。李下(りか)に冠を整(ただ)さず。

李下に冠(かんむり)を整(ただ)さず
〔「古楽府(君子行)」による。スモモの木の下で、まがった冠を直そうと手を上げると、スモモを盗むのかと疑われるから、冠を直さない、という意〕人の疑いを招きやすい行為は避ける方がよいというたとえ。李下の冠。
→瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず


パッチギ!

2008年08月04日 | 好きな映画・良かった映画
パッチギ! (特別価格版)

ハピネット・ピクチャーズ

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友だちが絶対いいから!とすすめてくれた映画です。
面白いです。理屈抜きに面白い作品です。みていて楽だし、なけるし・・・・女の子可愛いし…

・・・で、理屈っぽいところに入りますが…

可愛い女の子だなあ…俺も好きになっちゃうよなあ…なんて思っていたときに、グサッと、あの一言が突き刺さります。

ずっと付き合って結婚したとして・・・・あなた、朝鮮人になれるの?(せりふまちがってたらごめんなさい)

・・・・固まりますね。決定打です。朝鮮人になれるか…なれるのかなあ…

最後に、ももこさんは一緒についていく!と決心しましたが…その先どうなってしまうのでしょうか…あの北朝鮮に行くなんて!

そして、また考えます。日本にいる朝鮮の人たちは、まさに、自分で決心するとかでなく、強制的に、「あの日本に」連れてこられたわけで…そこでは考えられないような差別をうけてきたのだろうと考えるわけです。

朝鮮だけではありませんが・・・中国・・・アジアの人たちが、日本が国として行った蛮行、侵略のなかで日本が行った行為に対して恨みを持っているなかで、日本人として、その人たちの前に立てるのだろうか…

何にも知らないんなら、帰ってくれ・・・と主人公は言われてましたが、なんか、自分は偏見無く付き合える・・・なんてうわっついたことを考えていた自分に言われているようでもありました。

自分は朝鮮人にはなれません。日本人です。朝鮮人になる必要はないと思います。
ただ、日本人として、日本が何をしてきたのか、朝鮮や中国がどんな国なのか。それを知り、自覚して、向き合うことが大事なのではないでしょうか。

そのときにはじめて対等に立てるし、向き合うことができるのだと思うのですが…どうでしょうか。

あの質問の答えは、そういう結論でどうでしょうか。

思い出すのは、子どもの頃に、中国の女の子がいて、思いっきり偏見の目で見ていましたし、周りもそうでした。彼女は色々傷ついて生きていったのでしょうけれど…今どうしているのでしょうか…今、自分の傷でもあります。
韓国の子どもが学校にホッケーの試合かなんかできたときに「あいつらキムチの匂いがしてくさい」と言っていたのを聞いて、その言葉に同調していました。

逆の立場になったときのことを考えたことなんてなかったかもしれません。自分が直接的に差別を受けるような環境に身をおくことなんて考えなかった。

あなたは朝鮮人になれますか?と言う言葉は、深く深く自分の心に突き刺さってしまいました。

だからこそ最後の感動があるのでしょう。

国家という壁が、対立関係をつくっているように見えますが、それは本当は国民同士の壁ではないはずなんです。国家が壁を作っても、それを国民の壁にしてはいけません。つくられても、国民はその壁を壊さなければいけません。

なんてね。

考えずに楽しめて結局考えさせられた映画でした。

フォークソングが心に染みます。

2007-06-19

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2度目のパッチギ!です。
河を挟んで2つに分かれてしまった祖国。京都でも、日本と朝鮮で分断されています。
アメリカとソ連も対立していて、「対立」がどうにもならない当たり前に思える世の中で、「なんで対立をしなければならないのか・・・」「一緒になることはできないのか・・・」

朝鮮の女の子を好きになった男の子が純粋に疑問に思います。そして、純粋に、彼女に近づいていって・・心がつながっていきます。朝鮮の友達もできます。

しかし、無知なまま純粋につながっているだけではいけないことを思い知らされます。

あのキョンジャさんの「このままずっと付き合っていったとして・・・・・朝鮮人になれる?」という言葉の中には、それが込められていました。でも、そのときは、まだその言葉の持つ意味をわからなかったわけですね。
仲間が死んで、お葬式のときに「日本人にはこの場所にいてほしくない。日本人が自分たちに何をしたのかお前は知っているのか!?」という震えるような怒りの前に、言葉を失います。

「昔のことは何も知らないけど、差別はしてませんよ。同じ人間としてみてますよ」では、対等な付き合いはできないと思います。その人たちに起こったこと、日本人がしてしまったことときちんと向き合っていくことしかないと思います。

「朝鮮人になれるの?」という問いは、桃子さんのように、朝鮮の国の中に、1人で入っていく決意はあるのか、問われたわけです。朝鮮の人たちは、そういう状態を日本で味あわされてきたわけですね。

でも、これは分断の話ではありません。

悲しい過去にきちんと向き合って理解しあえば、必ず仲良くなれるし、そういう希望を持って若者は未来をつくっていくのです。

沢尻さん・・・やっぱりかわいいですね。

オリヲン座からの招待状

2008年08月03日 | 映画 あ行
オリヲン座からの招待状

TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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ちょっと退屈なところもあります。気のきいたせりふもないし・・・
盛り上がりそうでもりあがらない。

でも、宮沢りえさんはいいですねえ・・・
男の人のほうもいいけれど・・・

映画館が2人のよからぬうわさだけでそんなに急激に人が減るのかなあ・・・見たい映画は見るだろうに。
おれだったら、宮沢りえさん見たさに行くと思いますけど。

美しい恋愛を描こうとして、なんか中途半端な感じになってる気がします。ピンボケな感じ。
映画に欠ける情熱も中途半端。下心だけで映画館やろうと思ったからだめだったんじゃないの?それを周りの人に見透かされただけな気もします。

寅さんだったら・・・(何で寅さん?)「女一人の家に男が出入りしていたとあっちゃあ・・周りの噂の種ですから・・・」と言って、どこか物置に寝泊りすることでしょう。好きであればこその配慮が必要ですからね。

李下に冠を整さずです。

この映画を見て、映画への愛情を感じなかったのは何でだろう・・・
何かの物まねみたい。

モスラ対ゴジラ

2008年08月02日 | 怪獣映画 ウルトラマン
モスラ対ゴジラ

東宝

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このゴジラが一番かっこいい。顔も小さめできりっとしている。ゴジラといえば、このゴジラです。

話としてもなかなか面白いです。今見ても、結構見れます。
嵐のシーンとか、街に接近するゴジラとか、ゴジラと親モスラの死闘とか・・・けっこう心の中で「おお!」とか思っていました。海辺に浮かんでいる卵もよかったです。

新聞記者の会話が結構面白い。漫画を読んでいるみたい。

インファント島(だったかな?)で記者さんが「核兵器廃絶なんて耳にタコだけど、この光景を目の当たりにすると・・・」みたいな事を言っていました。金儲けのための開発にも批判的な一面もあって、まだまだ子どもをターゲットに!ということではないのかな?エビラのやつとはちょっと違う感じです。

東京タワー(?)に繭を作るのはこれじゃないのか。

最後のモスラの幼虫に追い返されるシーンは記憶がありました。
電気のビリビリのシーンもそういえば・・・って感じもします。

小美人のザ・ピーナッツさんも、なんかいいです。いつの間に機に登ったの?って感じとか、「卵をかえしてください!」というところとか、ちょこんと会釈をするところとか、いい感じです。歌もつくりこんでるなあ・・・って思いました。

長老の協力を即断るところも面白い。
ドンだけ人間不信だよ!って感じだし、核実験は日本人が直接やったわけじゃなくて、逆に、日本も被害者なんですみたいに言えば、もっと友好的になれたかも。

当時の外交=駆け引きだった時代で考えると、人間不信のない平和な世の中というテーマは案外鋭い視点だったりして。