いやあ、感動しました。涙ぼろぼろ流しました。体ぶるぶる震わせました。
友達と観にいったんですが、そんなこともお構いなしに泣きましたね。
この前、パッチギ!を観て、すごいと思ったし、それを超えるというのは難しいと思ったんですけど、引けを取らないです。いや、超えてるかも。かなり面白いです。時代も、1974ぐらいで、自分が生きている時代でもあり、あの子どもと、1歳か2歳しか違わないぐらいだから、ゲイラカイトとか、アマゾンライダーとか、まじで同じ感じなのかもしれません。ゲイラカイトは、白い、目がおっきいやつがほしかったんですけど、買ってもらったやつは、青い目のちいちゃいやつで、ちょっとがっかりした記憶があります。
アマゾンは、たしかに見てたし、好きだったという記憶はありますが、内容は覚えていません。V3とか1.2号ぐらいのが深い愛情を持っていたのは、再放送とかを観ていたんでしょうかね。・・あの辺の感覚はちょっと??なところもあります。
コーラを飲むと骨がとけるとかも言われたし、だから、飲ませてもらえなかったもんね。あのころ。
そして、痛快です。英霊がどうとか、彼らが国のために戦ったから今の日本があるんだとか、そういう映画も結構今やられている中で、それを見事に、打ち砕いた映画です。
キネカ大森で見たんですけど、昼間はずっと石原のくだらない特攻映画(みてないけどくだらないことはわかります)をやっていて、最後の回にこの映画をやっているというのもなかなか面白い組み合わせだと思いますが・・(実は、そう友達が言っていたんですけど・・・)
最後の舞台挨拶がすべての集大成ですね。
国のため、愛する人のために戦争で死ぬことを美しいといいますが、なんじゃそりゃ!ですよね。生き延びるために戦って家族をつくった・・・つまりか愛する者を生き抜くことで守ったわけで、それこそが民族を守ることでもあったわけで・・・・大義の質がまったく違いますね。
在日の人がタレントやスポーツの世界でもたくさんいて、日本の大きな一部になっているということにちょっと驚きました。(今は、タレントやスポーツマンに学会がどれだけいるかが興味あるところですが・・)そこでいきていくには、名前や国籍を隠さなければいけない・・・それを強制されるわけで、その流れと、軍事的圧力で名前を変えられ、言葉も変えられた人たちがいたところと重ねて、結局やり方はちがくても同じことをやられていて・・・・変なタレントと、プロデュ―サーに体をゆだねてしまったわけだけれども、その2人は、ようは、体が目的なわけで、同じ人間としてみずに、質の違う何かだと見ているわけです。性の処理の道具とでも言うのか。従軍慰安婦とも重なります。
前回のパッチギは、日本人の目から、在日の人を知るという観点があったと思いますが、今回は、在日の人の目から日本社会を見ているような気がしました。
たしかに前のも、差別とかそういうのもあったけど、一個人とか、小さな抗争だったり、局地的な感じもしなくはないけれど、今回のは、その日本社会全体のなかでの在日の人たちの立場が出ているような気がします。
この2本の映画で彼らの苦しみのどれだけがわかったのかはわかりませんが、それを知るいいきっかけになりました。
それでも、在日の人たちが日本になんでいるのかって、わかっているようで本当は知らないですもんね。学ばないといけないです。
自分の知り合いの人が子どものころに純粋に朝鮮学校の子に素朴な疑問をぶつけてすごいいやな顔をされた・・・みたいなことを言っていたのを思いだしますが、(何を質問したか思い出せませんが・・)「偏見が無い」といっても、何も知らない偏見のなさではいけないわけで、知ったうえで、どのようなたちばにたつのかがないと、本当の意味で、平等というか、同じ立場というか、対等な立場には立てないような気がします。
自分は日本人であることに自信がもてないときがありますが、それは、愛国心とか、強い国じゃないからとか、そういうことじゃなくて、日本人がしてきた歴史について、相手がどのように思っているのかが不安で、そのことに自分自身が知ってるつもりで無知な部分が多いからだと思います。日本の国に誇りを持ちたいなら歴史と向き合わないとだめですね。
相手を知り己を知る。ってことですね。なんのこっちゃ。
最後のベトナムの勝利の記事を見て、次は自分たちだというところもなかなか粋でかっこいいまとめだと思いました。
3もつくってほしいけど・・・この1,2の勢いをまたつくるのは大変でしょうね。
2007-07-11
集中できん・・・・
体調のせいもあるし・・・
途中で余計な邪魔が入ったのもあるし・・・
でも、それだけでなく・・・長く感じました。今回は前作の方が楽に見れました。
いろんな出来事がいっぱいつまってるから。