唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

GHOST IN THE SHELL

2006年12月15日 | 映画 か行
2004/01/11 22:32

よくわからないがネットは広大だ!

はじめてみたんですが、理屈っぽくて難しい。あまりアクションも派手というわけでもなく静かに、ただ静かに話がすすんでいく。話はすすんでいるのかどうかもよくわからない。何がどうなっているのかわからない。

しろうまさむねは友だちがすごい好きで甲殻機動隊のマンガも読ませてもらったような気もするけど、何の記憶もない。こんな話だった?という疑問だけが残っていて、でも、違うかどうかもぜんぜんわからない。

マトリックスの原型がここにありそうな気もするが・・・・



サウンドオブサイレンス

2006年12月15日 | 映画 さ行
2004/01/13 01:14

ナンバーを聞きだせ!

警官が犯人に追いつくまでの話と、犯人に子どもをさらわれて精神障害の子から番号を聞き出せと脅迫されて聞きだすまでの話、2つの流れが最後に合わさって最後の結末を迎える。

精神病の子がとても魅力的。
最後の心の交流はすばらしい。
番号は、さかさまになりそうな数字だなと思っていたらやっぱりさかさまだった。

悪人たちは10年たったとは思えない。変化がない。



フレイルティー

2006年12月15日 | 映画 は行
2004/01/18 01:22

神のお告げによって悪魔を滅ぼすため、殺人を犯していく・・・実は・・・ 

話がすすんでいくうちに何度も見る側を裏切っていく。
FBI捜査官は事件解決のために登場したと思わせといて・・・実は・・・とか、お兄さんの気持ちにお客さんを共感させといて実は・・・とか、気が狂ったおやじが実は・・・とか、いろんな罠が仕掛けられていて、まんまとはまってしまうのだ。

そこで客をだます役割を果たしているのが弟で、兄と偽って話の最終版まで兄だと思わせといて・・・回想シーンまで、兄を中心に見せといて・・・このだまし方はちょっとひどいのではないかと思いつつ・・・

レッドドラゴン

2006年12月15日 | 映画 ま・や・ら・わ行
2003/12/17 00:50

木に「中」の文字が!

重苦しい雰囲気は好きです。

レクター氏の行動はいまいちよくわからないが・・・FBIの人に敬意を表しつつうらみもあるということなのでしょうか。Dさんにその家族の殺しを頼むところは以外でした。でも、それがなかったら、レクター氏の存在価値はあまりなかったかもしれないのでそれはそれでいいか。
Dにとってはレクター氏との接触は余計な仕事を増やしただけだったような気もするし。

最後の家族を殺しに来るシーンは見終わった後考えるとお約束的なところもあるけれど、そういう展開になるまで気づかなかった。

気付くことが出来なかったのは、あの燃えているところでのDの取り乱しようの性だと思います。あれがそこで終わりと勘違いさせた。
自分が死んだと思わせるための細工だったのでしょうか?それにしては取り乱しすぎ。あそこの心の動きがわからない。

最初の方の殺人現場のシーン、最初は何も見せないで、寝室の電気をつけるとベットの上が血だらけになっているシーンはとても印象的。そこからどんどん血を見せていく感じがどんどん事件の残忍さを印象づける効果を出していたのではないでしょうか。

ウィンドトーカーズ

2006年12月15日 | 映画 あ行
2004/01/21 03:06

ジャップを殺せ!

戦闘シーンが疲れる。

チラッと目に飛び込んでくる青々した景色ははっとさせられる。

ナバホの祈りは神秘的

東条が出てなんでヒロヒトがでないんでしょうか?

日本軍が死んで行く姿は殺してもどうってことないゲームの敵のよう。ばたばたと殺していく。味方の死は価値あるもので敵の死は喜ぶべきもの。そういうスタンスはやっぱリ映画全体を薄っぺらにしてしまうのではないかと思うんですが・・・
日本人がたくさん死ぬが、日本人にはつらい映画かっていうとそうでもない。敵が日本と思えないし・・・何しろゲーム感覚ですから。

いくら友情とか人間の心とかをテーマにしても、相手を人間と見ていない中での友情、心は本当に軽薄で重みを感じない。

ナバホを差別する軍人もナバホに助けられることで心がかわるが・・・それもなんか薄っぺら


「50年後は日本人と酒を酌み交わしているかもな」というせりふも、薄っぺら。

シービスケット

2006年12月15日 | 映画 さ行
2004/01/26 00:26

人 馬 ヤギ

体調のせいか、映画のせいか・・・変な精神状態のままみました。
さまざまな挫折にも負けずに立ち上がろうとする姿は感動的。感動させますよといわんばかりの音楽もうまく重なり合って・・・そして映像がきれいです。
ジョッキーと馬の友情・・・愛情の物語としてもいいです。
スポーツもの(?)は、はまるとだめなんですよね。
一緒に行った友達は(友だちとも映画たまには行くんです)出来すぎといってましたけど、そこが映画のいいところ。(でも、実話でしたよね?)
挫折から這い上がれたのも、自力があるからなんだよなあ・・・とも思いましたけれど。

感動させるためにつくられているような感動的な映画でした。

ゴーストオブマーズ

2006年12月15日 | 映画 か行
2004/01/30 01:41

地球人に侵略された火星人(?)の反撃!?

まじめに作ったとは思えないけど、まじめに作ってるような・・・

単純なストーリーにおもちゃのようなセット。その中でまじめに演技しているのがこっけいではあるのだけれど、その独特の空気にどんどんはまっていく。

メタルな音楽も映画のちゃちさを表しているのだけれど、それがどんどん、ストーリーと溶け込んでいく。

映画が終わったときに思わず笑っちゃったのだけれど、それは、インディペンデンスデイやアルマゲドンを見たときのようなくだらなくて情けなっくて思わず失笑しちゃうような感じではなく、どこか満足している自分がいました。

女家父長制という設定も面白い。口説かれて嫌がっていた主人公(女)が、敵に囲まれた状態で「これが最後かもしれないから」と口説かれて、あっさりOKしちゃうところも面白い。侵略したのが地球人なのに、そんなこと関係なく「どっちが生き残るかよ」みたいにあっさり言っちゃうところも面白い。わざわざ戻ってみんなの命と引き換えに核爆発させたのに結局無意味だったところも面白い。

一番面白かったのは、ラリッた人が缶を開けるシーン。

一人一人の行動を分かれたところからちゃんとあとを追ってくれるのはゲーム的。

ああ、ゲームのストーリーみたいなんだ!

これは伝説の映画になるのでしょうか・・・

K-19

2006年12月15日 | 映画 か行
2004/02/03 00:11

ソ連の潜水艦が大変なことに!

アメリカ映画によくありがちなソ連=悪的な要素はあまり感じられない。国家であれば当然そうだろうという程度の描き方だった。ソ連は過去のものになってしまったからかもしれないけれど・・・物語の流れに、そういう作り手の政治的な意図とか思想とかが反映されていない感じはとてもいいと思います。
・・・というか、ソ連の話と思うことがなかなか出来ない。ハリソンフォードだし、英語だし。

みんなを救うために命を懸ける姿は無謀だが、ああいう状況でそういう選択を出来るのか・・・そんな選択迫られたくないなあ・・・私の喉がちょっと痛くなったのは、この映画の発する放射能のせいかも・・・

計器が故障しているとか、放射能の防護服?がないとかは、そういうところのずさんさはあのソ連なら納得というところでしょうか。

深く潜ったときのきしみとか、もぐったときのちょっとした水漏れや、船内が傾くところがいいシーン。

ドメスティックフィアー

2006年12月15日 | 映画 た行
2004/02/04 00:20

人を見る目のないお母さんに振り回された子とお父さん

子どもを信頼しているお父さんのがんばってる姿がいい。
お母さんはだめだね。あんな男に引っ掛けられて子どもまで不幸にして。男を見る目のない女にふりまわされた父と子であった。見る目もないけど、子どもを信頼することも出来ないのってなんだろう。そしてああいう状況に置かれて苦しんでいる子どもを理解しようとすることも出来ない女!まったく・・・そのくせやけどをしているだんなを見たら急に疑ったりして・・・だんなも信頼できない不幸な人。別れて正解か?
元だんなも見る目がなかったといえばそれまでだが・・・

しかし、別れた原因は元旦那の酒癖のせいのようだ。

ああいう女の人には、出来れば流産しないで犯罪者の子どもを生ませたかったなあ・・・

荒くれものですいません

警察のひどい対応も物語を面白くしている。

あほな犯罪者。自ら墓穴を掘っていく。殺さないで金を渡せばすんだものを・・・いまの幸福を大切にしたければ二度と犯罪を犯すまいと努力するべきだったと思いますが・・・それが出来ないところが悪人なところなのか。そういう根っからの悪人の表面上の顔にひかれていく女がやっぱりアホ!





トゥームレーダー2

2006年12月15日 | 映画 た行
2004/02/06 00:40

パンドラの箱は・・・

歴史的建造物に何の愛情も関心もないのか、バンバン壊しちゃいます。

ララと男の人の関係は最後まで予想通りでした。これが王道なのか?敵とのやり取りも予想通りというか、これも冒険ものの王道なのか?

アンジェリーナジョリーのスタイルというか、特に胸の谷間には釘づけになってしまう。

何であの場所まで行かなくてはならないのかがぜんぜんわからない。あの玉だけ壊しちゃえば何て事ないのに。結局自分で相手にパンドラの箱のありかを教えちゃうし、なんだかよくわかりませんが・・・

ララクロフトのキャラもどうも気に入らない。

タイムライン

2006年12月15日 | 映画 た行
2004/02/06 23:52

過去に戻って博士をたすけだせ!

博士の救出のために払った代償は大きすぎた。
ちゃっかり愛を手に入れ、幸せになっちゃう人もいたけれど・・・

仲間が死ぬ見せ場を作るために、それだけの人数を用意したのでしょうね。

城を攻める所はなかなか迫力があって良かった。石が飛んでいくシーン、矢が飛び交うシーンはすごかったです。

題名からだとCG使いまくりみたいな印象があったけど、ちゃんと生でがんばっている感じがとても好感が持てます。

あっと思ったのは、階段を兵士が駆け上っていって、城壁の上の会話のシーンまでカメラで追っていくシーン。何があっと思ったのかというと、ただ、こういうとり方もあるんだなあと・・・それだけなんですけれど、それだけのセットがないと出来ないことでもありますもんね。
あと、草原がばっと広がっていて、カメラがどんどん遠くを映していくときれいな風景から一変して火を放たれた村が映し出されていく。特にあっつとも思わなかったけれど、意識的にカメラの動きをつくっている感じが一生懸命な感じがしました。
あっ!お城の遠景のシーンとか今言った村が焼けているシーンはCG?
まあ、どうでもいいけど・・・

ある雑誌で日本の撮影の環境が悪くなっていく中で、ロードオブザリングを例にあげて、CGが話題になっているけれど、それだけでなく、大掛かりなセットをつくる環境など、今までの映画の継承もしっかりしている。と書いてあったのを見たから、そういうところが気になったのかなあ・・・

結構楽しめました。

ミニミニ大作戦

2006年12月15日 | 映画 ま・や・ら・わ行
2004/02/07 00:01

盗んだものを奪い取られてしまったのでまた盗みます。

ミニミニ大作戦という題名がちゃっちっぽいけど、中身はそんなにちゃちじゃないです。
だって女の人はきれいだし、知的で芯が強そうで、白いTシャツを着ているし・・・(笑)
敵を欺く面白さとか、過激なシーンがないのがいい感じ。スマートな映画

しかし、結果的には、裏切らないでみんなでわけあったほうが、お金使えたんじゃないかなあ・・・というわけで、裏切りはゆるさねえ!

リベリオン

2006年12月15日 | 映画 ま・や・ら・わ行
2004/02/13 09:31

第3次世界大戦後、人類が二度と戦争を起こさないためにとった選択は、感情を捨て去ることだった・・・

最初はしゃれで借りたんですが・・・マトリックスとマイノリティリポートのパクリみたい。でも、アクションは結構面白かったです。

しかし、戦争は感情でやられるものであるというところは果たしてそうなんでしょうか・・・
むしろ、感情の届かないところに戦争の意図があるような気がしてならないのですが・・・

リクルート

2006年12月15日 | 映画 ま・や・ら・わ行
2004/01/21 03:10

CIAにリクルート

アルパチーノはやっぱりいいなあ。しぶい。

上司でもあるアルパチーノからの命令を遂行すると・・・思わぬ罠が待っていて・・・
最後のめまぐるしい展開はちょっとついていけないところもあったけど、いろんな駆け引きが面白い。

結局真相はどうだったのかもいまいちはっきりしない・・・

アイス6(でしたか?)は本物で、訓練と称して女の人に盗ませた?それならばなんで主人公を動かす必要があったのだろうか・・・
あるパチーノがほしがったってことは本物だったんだよね。なぜあの女の人をマークさせる必要があったんでしょうか・・・
主人公を犯人に仕立てるため??

わかんないや!

映画館から出て、10ぷんはスパイの気持ちになった。余韻を味わいながら外に出るのって気持ちいい。





ブロークンフラワーズ

2006年12月15日 | 映画 は行
ブロークンフラワーズ

レントラックジャパン

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鬼才ジムジャームッシュ監督とかいてあります。
鬼才というのは、どういう意味なのでしょうか。ちょっと普通の人じゃないということなのかな?

まあ、鬼才が何なのか、鬼才なのかどうかはべつとして・・・・

見終わってこれはすごいぞ!という感じはありません。でも、この映画を「良い」と言える自分が良い感性を持っていると思いたくなる映画です。「良い」と言いたい!だって、DVDで買っちゃったし…

良いと言いたいといっているぐらいなので、好感は持てます。

何と言うか、一言で言うと、「妙におしゃれ」でしょうか。

ビルマーレイさんの顔のアップのシーンが結構あるんですが、そこの表情がなんとも不思議な顔なんです。ちょっと小三治師匠っぽいなと思えるときもありました。

それで、4人の女の人との関係がみんな同じ感情じゃなくて、ちょっと旦那と一緒に食事をしていたら、なんとなく間が持たないような不思議な空間ができたり、いつでも来てねって感じの人もいたり、今はもう入りこまないで!って感じだったり、感情的になっちゃったり・・・・それぞれとの何気ない会話で核心をつかない会話が流れて・・・ってとこが不思議とあうんですよねえ・・・・

所々で、なんとなくクスッと笑っちゃうところもあるし…なんで笑っちゃったのかがまたわからなかったりするんですけど…

それで、その目当ての女の人じゃないちょっとだけ出てきた花屋の女の子がすごい印象的だったり、女の子の裸に思わず目が点になっちゃったり…それで、景色がきれいです。とてもじめっとしていて、目に入り込んでくる感じがしました。

この物語もまた盛り上げてくれる・・・・いや盛り上げないでいてくれる音楽がいいです。景色になんとなくあうんですよね。フニャラニャラフニャラニャラしてます。

で、もしかして、この人かも?いや、この人か?というかんじで、結果があやふやで、その手紙も本当なのかいたずらなのかもわからないで終わります。

息子と思った人も、息子なのか、勘違いなのか、よくわかりません。

結局、主人公が言った言葉。「過去は戻らない…未来はこれからつくれる・・・だから今が大事」とかなんとか・・・これが、彼の出した結論なのだと、思いました。

本当に息子がいたとしても、いなかったとしても、過去をとりもどすことはできないし、彼女達との別れた結果も変えられるわけでもない。でも、今の次点で何かを変えようと思えば、彼女達との関係も変えられる可能性もあるし、出て行った今の女の人との関係も代えられるかもしれない。息子との関係も、過去にさかのぼって取り返すことはできないから、これから関係を作るしか・・・または関係をたってしまうのかもしれないけれど、これから何とかするしかないわけですから。

ごちゃごちゃ書きましたが、そんな複雑に考えることはないのでしょう。その、複雑な思いの部分を複雑なままで感じ取ったほうが「良い映画」と思えるような気がします。

映画のように単純に組み立てられないのが人生です。わからないまま終わっちゃうことだってあるんですと言っているようでもあり…

なんか、見終わったあとにボケ―ッとしてしまう映画でした。