唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

嫌われ松子の一生

2007年03月06日 | 映画 か行
嫌われ松子の一生 通常版

アミューズソフトエンタテインメント

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なんか・・・愛されたいよなあ・・・・
幸せってなんですかねえ・・・・
松子さんは幸せだったんですかねえ・・・
いろいろ考えちゃうな。人生について。

でも、一方でこの話でいろいろ考えるのがいやな気もする。

この微妙なところは、結果的に松子さんってどんな人?というのがよくわからないところもあるからかもしれません。
最後もひっぱりすぎな気もしましたし。

いっぱいいじくった映像や音楽。テンポもいいし、それなりに入り込んできます。でも、それなりに・・・なんです。深く入っていかないんです。

松子さんの不幸を演出するためにいろんなエピソードが後からくっついてきたような、そんな印象もあります。


最後のバットで殴られちゃうところは、結局これか・・・って感じで、その結末にはちょっと納得いかないというか、作り手のがわに乾いたものを感じちゃうところが残念ですす。・・・どう表現すればいいかわからないけど・・・
現実にそういう事件もありますし、それが間違ってるとかじゃないんだけど、それをやっちゃあおしまいよというか・・・救いがないというか・・・

最後、松子さんは救われたのかなあ・・・そういう解釈なのかなあ・・・

つらいなあ・・・こういう映画。

つらいことをこういう風に派手なプロモーションビデオのように描かれるとなんか・・・そんなんでこんな気分にさせやがってというところもありますし。何というか、こうすればこういう感情になるというのを計算されてその通りに踊らされた気分とでも言うのでしょうか。松子さんに情が移っちゃってるからはめられた感じです。

面白いけど面白くない映画でした。