苔の上の花びら

桜の花びらが舞う朝。町田川では旅立ちを待つヒドリガモたちがせっせと水草を食べている。
お城の石段を登ってると、横の草むらの苔に花びらのアート。

上はまだこんなに満開な木も。向こうの浮岳くっきり。
お城下の松葉掃きのカメおばさんと立ち話。「昨日は多かったですよー。宴会。いーっぱい弁当持って上がってね。」「うちの近所の喫茶店も朝から弁当箱ずらーっと並べて大忙し。」「あー、あすこでしょ？美味しかてね、ワンコインで。」「あすこが一番。美味しくて安くて。まい○るの店員さんも食べに来よるし。」「前、中町の喫茶店から取ったっですよ。したら、傾いたらずーって寄って。」「少なかったんだ。」そんな弁当話して。

浜に下りる松林の側溝溜まり、カエル君、今日はいるかな？水が減って見にくいけど、一匹。ぷくんと泡が出たのはほかにもいるな。海の家のおばちゃんは、カエルの話したら、「カエル、食べたかー！鶏肉より旨い。」「足？」「全部。さばききるよ。」何でも食べたがる人だ。
昨日はワカメ取れたけど、今日は褐色のもやもやした海草ばかり。石垣のとこにハマダイコンの花がいっぱい。ツルナやハマヒルガオの葉が出てきた。


海の家にはおばちゃんの姿が無いので、キッチンにでも行ってるかと、お兄さんとお湯を沸かして、持参のティーバッグを出し、今日は紅茶、お兄さんも飲みます？と聞いて、（インスタントコーヒーは飲まないので）二人分紅茶、おばちゃんのネスカフェを作った。おばちゃんは？と聞いたら、「まだ寝とる。」なーんだ。昨日遠出して福島（長崎県）に花見に行ったと言うので疲れたんだろう。紅茶飲んでると起きてきた。
帰り道、このごろよく会う福々しいおばちゃんに話しかけられた。「何ば取りよらすと？」から始まる疑問に答え、ところで、おばちゃんはそんなに荷物持って（手提げ３個）どこへ？と聞けば、「まい○る。毎日行きよる。集まってね、なんか食べたり、楽しかよー。」「椅子も、食べ物もあるし、いいですね。何人くらい？」「５人くらいかな。あたしは近かけど、佐志んほうからタクシーで来らす人もおると。」おばあさんたちのサロン、地元スーパーまい○る、地域に貢献してるねえ。

明日は大雨らしいので、カメたちの日光浴コーナーの補修をしっかりし終えた。カメッチは作業をしてるワタシに付いて回る。といっても柵の中だけど。長年飼ってるから、愛は感じてるんだろうけど、この子はほかのカメに比べて学習能力が低く、バカなのよねえ。何を考えてるんだか。沖縄、福岡、札幌、と連れ回ってるけど、本人はわかってないだろうなあ。