気ままに♪遊歩と小生物の日々

北部九州海沿いの小さな城下町で小動物(海系、カメ系)と共に楽しく暮らしています。

昔のこと

2015-09-16 10:56:08 | 日記
またも秋雨前線かあ。小雨だったので折りたたみ傘をポケットに出たけど、途中から本降りに。最短距離で水だけ汲んで帰ろう。W中高生が学校に急ぐ中、昨日すれ違った坊主頭の松葉杖君(ちゃんと立ち止まって挨拶してくれた)連れの友人と、軒下でちょっと雨宿りしてる。傘持ってこなかったのか。昨日はリュックを前後にかついでた友人、今日は松葉杖君が自分で背負ってる。
降りが強くなってきたのでワタシも傘を出し、急いで水汲み。
海の家のおばちゃんとこは今朝も大工さんが床下に詰め込まれた木材などをを引っぱり出して白アリの巣退治の仕事してる。
「どんだけ入っとると?」「自分で入れたとに忘れとるもん。」大工さんが長い櫂を運び出してきた。「どやんする?」おばちゃん、「割れとる?」「割れとるね。」昔の立ち漕ぎ式の櫂。
「樫の木でできとる。難しかとよ。鉄の、とこにすぽんとはめて、一方にロープ巻いて。外れたら流さるるけん。こやーんして(漕ぐ動作)漕ぐ。」「もう漕げる人おらんっちゃない?」「いや、またこの頃人気の出てきたけん。」
「台風の時は、あの櫂につかまって泳いで、アンカーば取ってきよった。あっちの、海の家のじいちゃんが、また、あの豪傑女が泳ぎよる、て言いよって。いっつも私がしよった。兄貴も姉さんもせんけん。若っか頃は船のエンジンもかついで、15馬力かな、持って来て、修理しよった。豪傑女て。(笑)」良く働いてきたんだね。
「サーカスのテントの支柱まで入っとる。切ってね。」「サーカス?うん、覚えとる。テントがあって、丸い鉄のおりの中をバイクが走り回ったの、覚えとる。」5、6歳だったか、父に連れられて見に行った記憶が。ブオンブオンとものすごい爆音で。夏休みかお盆か何かのお祭りか?
おばちゃんのとこには歴史が詰まってる。
コメント
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