写真は、マンションの内覧会で、バルコニーの長尺シートの接着不良部分を撮ったものです。長尺シートとは、厚さ2㎜の、塩化ビニールを素材とした仕上げ材です。耐久性があるので、バルコニーなど気象条件の厳しいところに、接着剤で貼り付けられます。シートの周りは、全てコーキングをする場合も、しない場合も、また、ベランダの水上側(窓側)だけをする場合もあります。写真では、コーキングはありません。
長尺シートの全周にコーキングを打つ時は、接着不良は生じにくいのですが、周りにコーキングを打たない場合には、写真のように、長尺シートの端部の接着が不十分で、手で簡単に持ち上がってしまうことがあります。この程度の接着不良で漏水が起きる事はありませんが、気象条件の極めて厳しいところですので、将来、シートが更にめくれたり、足に引っ掛かっても困ります。
バルコニーにシートが貼られている場合には、このような端部の接着不良だけではなく、シートの浮き、膨れはないか、シート同士の接続部はちゃんとなってるか、なども良くチェックして下さい。チェックの方法は、状態を見て、指の先で、表面を触ってみることです。(611)
最新の画像[もっと見る]
- マンション内覧会、何を、どう見れば? 57分前
- トイレ、ちょっとこれでは・・・ 1日前
- モデルルームでのチェックポイントは? 3日前
- 洗面台の下、こんなことも! 5日前
- こんなに濡れてる!どうして? 1週間前
- 洗面所では床を見て! 3ヶ月前
- バスルーム、夜にはどう見える? 3ヶ月前
- エアコンからの排水が隣の住戸に・・・ 3ヶ月前
- 人が作るもの、こんなウッカリも・・・ 4ヶ月前
- マンションの最上階なのに・・・ 4ヶ月前