写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところはベランダ先端の手すりの根元部分で、左側がベランダで右側が外部になります。ベランダの床の先端には手すり壁が取り付けられます。手すり壁を設置する場合には、ベランダのコンクリート床の先端部の笠木(かさぎ)に穴を開けて、手すり支柱を取り付け、支柱に壁を設置します。
写真の赤の矢印部分をご覧頂くと、穴が開いているのがわかります。手すりの支柱を設置する際に穴を開けますが、このように穴が残っていては、ここに雨が溜まります。雨が溜まれば、支柱の中には金属のアンカーが入っておりますので、これを錆びさせることになります。アンカーが錆びれば、将来、支柱が折れる可能性もあります。
外部に面するこのような箇所は、雨水対策は非常に大事です。この穴は、コーキングで埋めて、ウレタンの防水塗装を施すように指示しました。内覧会では、ベランダの支柱周りも確認して下さい。このような穴があったら、埋めるように指示して下さい。(4319)
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