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液状化した地盤、しなかった地盤の違いは?

2020年04月14日 21時53分46秒 | 宅地・建物の豆知識

東日本大震災では、液状化による地盤沈下が大きな問題となりました。家が不同沈下してしまうと、補修には多額の費用を要します。液状化現象が発生した地盤、しなかった地盤、茨城県の例で、ご紹介したいと思います。
左の図は、柱状図と言いまして、地盤のボーリング結果です。左側の地盤は、茨城県潮来市で、液状化した地盤です。右側は、茨城県神栖市で、液状化が起きなかった地盤です。左と右で、大きく異なるのは、地表面近くの表層部の土質です。左側は、地表面から4mの深さまで、中砂(中砂とは中粒の砂です)で、その下は、シルト質粘土、地下水位は1mの位置です。右側は、地表面から6mの深さまでシルト質粘土で、その下は固い細砂層、地下水位は0.5mです。
今回の地震で、液状化現象が発生したのは、左側の地盤の表層部にある深さ4mの中砂層でした。液状化現象は、砂層で、地下水位が高いと発生しやすいと言われています。理由は、砂の粒が地震力で揺らされ、間隙が縮小、間隙間の水圧が上昇、そして、つながっていた砂の粒子が外れ、液状化してしまうことです。
通常、戸建を建設する場合には、地盤調査としてスウェーデン式サウンディング(SWS)試験を行います。SWS試験結果からは、地盤の強さはある程度分かりますが、それぞれの地層からのサンプルが採取できないので、地層の詳細確認は出来ません。本来ならボーリング調査をした方が良いのですが、お金がかかってしまいます。
それでは、SWS試験だけで、どのように自分の家を守ったら良いのでしょう?地盤が液状化の可能性が高いのか、これを知るには、地盤調査結果について地盤調査会社によく聞いてみる事、役所に行って、ハザードマップで確認すること、そして、近隣の家の状態を良く見ること、これらの方法で情報を集めることです。


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