マンション・一戸建ての内覧会同行 既存住宅状況調査 株)みらい環境設計へ 品質向上と安心を。

内覧会には丸一日同行して、徹底的に検査し、売主と直接交渉致します。既存住宅状況調査もお引き受け致します。

ここにカギでも落ちたら・・・

2021年04月26日 17時40分04秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は、戸建の内覧会の際に、玄関周りを撮ったものです。細かいことですが、気になったのは、玄関ポーチとフェンスブロック塀との隙間です(赤の矢印部分)。塀とポーチを一体に作ることは出来ませんので、このように縁を切っています。縁を切るために、このような隙間があるわけです。
なぜこの隙間が気になるのかと申しますと、ここは玄関周りですので、カギを出します。カギを何かの拍子で落してしまって、この隙間に入り込む可能性もあります。また子供の遊び道具や枯葉やゴミなども入るでしょう。そういう時に、この隙間には手が入りませんので、拾い上げたり、掃除するのが厄介になります。
それでは、どうすれば良いのでしょうか?玄関ポーチが出来上がる前であれば、目地モルタルなどを隙間に打ち込んでもらえば良いでしょう。出来上がってしまった後では、目地モルタルなどを打ち込むのは難しいでしょうから、隙間の寸法に合ったゴム系の板などを詰め込むのが良いと思います。(755)


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大事なものが取れては・・・

2020年10月27日 15時20分16秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は戸建ての内覧会で撮りました。写したものは境界標(きょうかいひょう)です。敷地の境界点を示すものを境界標と言います。境界標にはいくつかの種類があります。これは、境界点を矢印の先で示す貼り付けタイプのプレートで、最も単純なものです。そのプレートを手に持っていますが、これは簡単に取れてしまったからです。本来は、ブロックの真ん中に取れないように、しっかりと設置されていなければなりません。敷地の境界点を示す大事な標(しるし)を示すプレートが外れてしまっては困ります。こういうものは、個人が勝手に接着剤で付けられるものではありません。土地家屋調査士が敷地の広さや境界を確認して、設置したものだからです。
戸建ての内覧会では、自分の敷地が明確に分かるように境界標が設置されているか、また、その境界標はしっかりとずれないようになっているか、これらの点も確認して下さい。土地の境界は非常に大事で、隣家同士でもめると大変です。内覧会で、境界標が不明、もしくは境界標がしっかりと設置されていない、このような場合には、売主に不具合として指摘して下さい。(4810)


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これでは怖さを感じる・・・

2020年10月22日 22時17分02秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は一戸建ての内覧会で撮りました。写したところは、玄関ドアを開けて、外の状態です。この家に入るには、前面の道路から階段を上がらなければなりません。道路とこの玄関前のポーチの高低差は約2.5mあります。
ここで気になるのは前の手すりについてです。気になる点は、手すりの支柱の間隔です。手すりを支えている支柱が前に1本見え、写真には写っていませんが、左の支柱との間隔は1mほどあります。支柱の間隔が広いので、手すりに手を掛けるとグラグラし、ポーチに立つと怖さも感じます。玄関ドアを勢いよく開けて、つまずいたりしたら、下の道路に転落する可能性もあります。前面道路は幅も狭いし車も通るので危険です。
こういう状況ですので、売主に対しては、手すりの支柱を増やすように指示しました。支柱の間隔は、少なくても人が通り抜けられない間隔に配置すべきです。(7312)


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上の方でも出たらダメ!

2020年09月11日 20時07分55秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は戸建ての内覧会で撮りました。ご覧になって頂きたいのは、赤い矢印で示した部分です。ここは外からの電力の引込線となっています。気になったのは、この引込線の一部が隣の敷地に僅か越境していることです。上空であっても、電柱から引き込む配線は隣地に出ることはできません。
土地を所有することは地上権及び地下権も持ちます。地上権と言っても、飛行機や高圧線などは除外となりますから、常識的には高圧線の高さぐらいと考えれば良いでしょう。また地下権につきましては地下鉄を通すなとも言えませんので、そのあたりまでとなるでしょう。戸建ての内覧会では、上の方なので分かりにくいですが、このような部分も確認して下さい。同じようなものとして植栽の枝などがあります。尚、越境してるどうかの基準点は土地の境界線となります。(1528)


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一戸建ての外壁、大事です!

2020年08月28日 23時41分12秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は新築一戸建ての内覧会で撮りました。ご覧頂きたいのは、付箋が貼ってあるところの外壁のひびわれです。この家の外壁はサイディングボードで作られています。このボードはセメントに繊維質を混ぜプレスしたものです。非常に多くの外壁に使われています。
サイディングボードを留めるのに、釘が使われることもあります。写真のひび割れも釘によって生じたものです。一戸建ての内覧会では、外壁の状態を良く観察し、反り、膨れ、ジョイントのコーキングの状態、このような点を確認して下さい。外壁は家の中を自然から守る非常に大事なものなので、少しでも異常があれば、売主に相談すべきです。(7729)


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バンドが外れてる!

2020年08月04日 22時09分18秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は戸建ての内覧会で撮りました。写したところは竪樋(たてどい)の上部です。この竪樋は屋根に降った雨を排水していきます。矢印部分を見て頂くと、竪樋を押えておくバンドが外れてしまっています。バンドは、強風などによって、樋が外れてしまわないようにしています。
戸建ての場合、基本的に、東西南北の四隅に竪樋が設置されます。屋根から地面までですから、竪樋は長くなるし、それを押えるバンドも数多くなります。竪樋は、このバンドによって、家の外壁に固定されてますので、バンドの役目は大事です。戸建ての内覧会では、四隅にある竪樋のバンドが外れていないか、下から上まで、全て確認して下さい。(99)


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これでは雨やら虫やらが・・・

2020年04月06日 23時25分13秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は一戸建ての内覧会で撮りました。写したところは、外部にある通気管です。通気管とは、お風呂やトイレなどから排水した時に、空気を取り入れて、流れやすくするためのものです。ですから、建物には、このような通気管が必ず設置されます。通気管は空気を取り入れるためのものですから、外部に開放されなければなりません。
写真の赤の矢印部分が、その解放口です。写真には、2か所の矢印があります。よくご覧頂くと、上の通気管の最上部の解放口にはキャップがありますが、下の矢印部分にはキャップがありません。これでは、空気は取り入れることは出来ますが、雨や虫などが入ってきてしまいます。下の方にカバーがないのは単純に忘れてしまったからです。一戸建ての内覧会に行きましたら、ちょっと面倒ですが、外部にある通気管の状態も確認して下さい。(4830)


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屋根の上も見てみると・・・

2020年03月19日 22時42分19秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は一戸建ての確認会で撮りました。確認会とは、内覧会で指摘した不具合が補修されて、その完成具合を確認する日です。この家の場合、内覧会が2週間ほど前に行われ、その際に、樋の延長と雪止め金具を設置するように指示しました。
樋の延長につきましては、屋根から鉛直に降りてきている樋の矢印部分をご覧下さい。ここで茶色の樋は後から付け足した部分です。内覧会の時点では、樋は白色部分だけでした。白色部分だけですと、屋根に相当量の雨が降った場合には、雨の勢いが強く、樋の先端から雨が噴き出すようになります。そうしますと音もしますし、隣の家の庭にも、雨が撥ね飛ぶ可能性があります。それを防ぐために、茶色の樋の部分を延長し、軒樋につなぐようにしました。
また、もう一つの矢印で示した雪止め金具につきましては、内覧会の時点では、ここの屋根には雪止め金具は付いていませんでした。雪止め金具とは、屋根に降った雪が、融けて落ちる際に、大きな塊で落ちて、人の上に落ちたり、樋を壊したりしないようにするためのものです。屋根に雪止め金具を付けるかどうかは、屋根の種類、向き、勾配などによって決まります。この屋根は北側に向いてますので、安全のため、雪止め金具を設置するように、内覧会で指示しました。
以上のような指摘事項は、一般の方には、ちょっと難しいかもしれません。でも、家の周りを見回して、疑問に思った事項があったら、売主に確認してみることが必要となります。(3826)


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キャップなしでは・・・

2020年03月10日 23時09分49秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は、戸建ての内覧会で撮りました。写したものは、新築の家の周りに立てられたネットフェンスです。ネットフェンスも長さに合わせて、切断されます。
ここで、ご覧になって頂きたいのは、キャップなし、キャップあり、と書かれている矢印の先です。ここの部分は、ネットが切断されたところで、本来、キャップで端部は処理されなければなりません。上の方はあるのですが、下の方はキャップがありません。これでは、指が触れれば傷つく可能性もありますし、錆びても来るでしょう。細かいことですが、内覧会に行きましたら、こういう箇所も確認して下さい。(871)


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表面を軽くたたいてみると・・・

2020年03月09日 22時46分20秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は、戸建の内覧会で玄関へのアプローチ部分を撮りました。ご覧頂きたいのは、白い矢印部分です。この部分のタイルが浮いているので、付箋を貼って不具合としました。タイルが浮いていれば、踏めば動きますし、はがれて来てしまいます。このようなタイルは張り直しとなります。マンションでも戸建でも、タイルの接着不良は時々あります。
タイルの浮きを確認するためには道具を使います。その道具とは打診棒(パルハンマー)と言い、金属の棒の先に、直径2㎝ほどの金属球が付いたものです。その打診棒で、タイルの表面を軽く叩いてみて、その反射音で判断します。反射音が、つまって重い音なら問題はなく、軽くてカンカンする音なら浮いています。要するに、下地のモルタルにしっかりと接着していれば重い音、しっかりと付いていなければ間に空気があるから軽い音、ということです。
この打診棒を持っていない場合には、ドライバーや家のカギを使って、タイルの表面を軽くたたいて、その反射音でも判断できます。タイルが浮いているかどうかの判断は難しい点もありますが、たたいてみて、軽い音がしたら、接着状態について、売主に聞いてみるのが良いでしょう。(10.12)


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お金やカギが転がり落ちては・・・

2020年01月31日 22時15分34秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は一戸建ての内覧会で撮りました。写した場所は玄関前です。この家は大規模開発で分譲された建売り住宅の一つです。このような開発された場合、先ず、全体の整地がなされ、道路が作られ、その時に道路脇の雨水の側溝も設置されます。側溝には、間隔をおいて、このような雨水枡が置かれます。この家の場合、たまたま、雨水枡が玄関前に来てしまったわけです。
これは、しようがない、としか言いようがありません。家の細かい平面図を決める前に、道路が整備されるので、このようなケースも生じてしまいます。これではイヤだから、移して下さい、と言いたいところですが、ここは市の管理となりますので、無理な話となります。この配置は仕方ないことなのですが、工夫が必要となるのは、この雨水枡にカギやお金が転がり込んだ場合の対策です。玄関ですから、カギを出します。出したカギが、すべって、階段をころころ転がって、この中に落ち込んでしまうことも考えられます。ここの中に落ち込んでしまったら、蓋は重いし、枡の底は泥が堆積しまうので、取り出すのは大変です。
このようなことを防ぐためには、この枡の蓋の内側に、ネットを置いたら良いでしょう。ある程度目の粗いネットであれば、雨は中に落ちるし、カギやお金はネットの上に載ります。ここの家の場合も、売主に言って、目の粗いネットを蓋の下に敷いてもらいました。(3122)


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屋根の瓦が割れてる!

2020年01月30日 22時32分10秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は戸建ての内覧会で撮りました。写したところは2階の窓から見た1階の屋根部分です。この屋根には洋瓦が敷き並べられています。写真の↑部分をご覧頂くと、洋瓦の2枚が割れているのがわかります。これは建設中に割られたものでしょう。
屋根の瓦が割れていては、雨漏れの原因になりますし、屋根瓦全体の構造的安全性も落ちますので、こういうことがあってはならないことです。ここの屋根は1階の一部分で2階の窓から見えたので、直すように指摘しましたが、2階の屋根は内覧会では見ることができません。施工業者には、2階の屋根全体も再点検するように指示しました。(13.7)


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ここは出てない方が・・・

2020年01月28日 22時27分43秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は戸建の内覧会で撮りました。写している部分は駐車場です。ご覧頂きたいのは、矢印部分の水道の水栓です。ここは駐車場ですので、車の出入りを考えると、水栓が壁から出ていない方が安全です。万が一、水栓に車をぶつけたら大変なことになります。
このケースでは、水栓を壁の中に入れるように要望し、売主に受け入れられました。
駐車場に水栓はあった方が便利ですが、その位置や状態については、検討が必要となります。建売りの場合でも、水栓の位置が気になる場合には、移設や変更は可能ですので、売主に指摘して下さい。(11.8)


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キャップを忘れてる!

2020年01月17日 21時12分56秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は戸建ての内覧会で撮りました。この家のフェンスは、前面は黒の縦格子で後面はネットフェンスとなっています。ここでご覧頂きたいのは、白い矢印で示した箇所です。ここは黒の縦格子の端の部分ですが、切ったまんまで端部にキャップがありません。これでは危険ですし、雨が中に入ってしまいます。これは業者が付けるのを忘れていました。内覧会に行きましたら、こういうところも見て下さい。(6922)


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ここでは位置が悪い・・・

2019年10月23日 23時16分09秒 | 一戸建て限定 屋外編

真は一戸建ての内覧会で撮りました。ご覧頂きたいのは青い付箋が貼ってあるメールボックスです。下に脚立が見えますが、ここは駐車場となっています。実はこの駐車場の奥行きが少なくて、大きな車は駐車できません。ですので、僅かでも奥行きを取りたいところです。
そういう状況なのですが、気になるのは、このメールボックスの位置です。このような位置では、駐車場の奥行きを狭くしていますし、車があったら、人が前に来て、メールボックスを開けることも出来ないでしょう。
この家は建売りですが、事情を説明したら、納得してメールボックスを移動してくれることになりました。メールボックスは外壁にビス止めしてますので、ビス穴が残りますが、補修をすれば目立たなくなります。このような位置にメールボックスがあり、駐車などに問題が出る場合には、移動は出来ますので、売主に相談して下さい。(6116)


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、既存住宅状況調査、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。