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経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

「中国版プラザ合意」とは人民元の協調切下げだった・・・これって罠?

2016-02-19 05:42:00 | 時事/金融危機
 

■ 「中国版ブラザ合意」とは・・・ ■

にわかに話題になり出した中国版ブラザ合意。

私は先日の記事で「元の協調切り上げ」と書いてしまいしたが、これは大きな間違いだった様で「元の協調切り下げ」をマーケットは要求している様です。

私はプラザ合意当時の日本を想定して記事を書いてしまいましたが、マーケットが重ねているのは当時のアメリカ。日本やドイツの輸出に押され、貿易赤字と財政赤字という双子の赤字を抱えたアメリカですが、マルクと円に対してドルを協調的に切り下げる事で為替相場を強引にドル安に調整したのです。

現在、中国の景気は下降しており、成長率も7%を切っています。輸出産業の不調がその原因とされており、中国自身、昨年の夏に通貨政策を切り替えて緩やかな元安に調整しています。

マーケットはこの流れをもっと加速して協調介入によって大幅な元安に導けば、中国の輸出が増大し、中国経済の崩壊が回避できると主張します。

■ お金が欲しいだけのマーケット ■

中国が元を切り下げるかどうかですが、私は元の切り下げと言う「中国版のプラザ合意」は有り得ないと考えます。

昨年夏に中国は数%だけ元を切り下げましたが、それだけで中国国内から資産逃避の流れが発生して、上海市場が大幅に下落しました。下落する通貨国に対して資本が流入する事は有りません。通貨下落が予測されれば、海外の投資資金は引き上げられ、国内の資本も海外に逃避しようとします。ただでさえ上海市場の下落に頭を痛める中国が、元の大幅切り下げに同意するとはとても思えません。

マーケットは元の切り下げは、バブル崩壊直前の中国の不動産市場やシャドーバンキング市場に資金を提供して、崩壊を防ぐ為とも説明しています。これにも中国政府は納得できないでしょう。中国は金利を市場に委ねていません。低めの上限金利を定めているので、常に景気刺激をしている状態です。さらにリーマンショック以降、マネタリーベースも拡大していますから資金も既に十分に供給されています。だから不動産バブルやシャドーバンキングバブルが発生しているのです。ここでさらに緩和的な金融政策に切り替えたらバブルが限界に達して崩壊を確実なものにしてしまいます。これを中国が容認するとは思えません。

ではマーケットの本音はどこにあるのか・・・?彼らは中国の崩壊を望んでいるのか?

私はもっと単純だと考えます。彼らは単に目先の金が欲しいのです。

FRBの利上げ以降、世界の資金循環は完全に変調をきたしています。ECBや日銀の追加緩和もすぐに効果が薄れ、むしろ手詰まり感から逆効果を生む結果となっています。市場はもっと大規模な実弾投入を望んでいますが、ECBも日銀もこれに応えられません。

そこで彼らが目を付けたのが中国です。人民元を大幅に切り下げる為に大量の元を発行させようという短絡的な思考に支配されている様です。

■ 米国債がヤバイのかも知れない ■

中国は最近外貨準備が大幅に減少していると言われています。人民元は昨年8月の元安誘導より下落が進み、資本流出が加速しています。それを阻止する為に為替市場でドル売り元買いの為替介入を繰り返していると言われ、外貨準備を大幅に減らしています。(勿論輸出の縮小も影響はしていますが、依然として貿易黒字は巨大です)

中国のドルの外貨準備は当然米国債の姿をしているハズですから、ドル売りをすれば当然米国債も売られる事になります。

先日のG7で黒田総裁は中国に資本規制を勧める発言をして、中央銀行総裁らしからぬと批判を受けていましたが、これはドル売り(米国債売り)を止める為ならば、資本流出規制をする事も容認するとの発言と受け取る事も出来ます。

IMFのラガルドは「ドルと元の適切な関係を明確にすべき」と発言していますが、この適切な関係がさらなる元安なのか、元高なのかと言えば、黒田総裁の発言の内容からは「元高」を指すのでは無いかと思われます。要は、市場の過度な元安誘導を牽制したのだしょう。

これら通貨マフィア達の発言からは、現在の過度が元安が市場を混乱させ、中国の米国債売りを招いている事への不満が感じられます。彼らの発言は世間で言われ出した「中国版プラザ合意」とは真逆の方向性を示しています。

そもそも、IMFやイギリスは人民元のSDRの構成通貨入りを支援する事で、人民元の国際化を後押ししています。これは本来人民元の価値を高める政策です。

■ 管理通貨からの脱却を目指す人民元に「元安期待」が高まっているのは何故? ■

本来、ハードカレンシーと呼ばれる国際通貨は自由な為替取引で相場が決定される事を要求されます。人民元が国際通貨となる為には中国政府の為替誘導は否定されます。

では、現在中国が行っているとされる元安阻止の市場介入を止めたらどうなるのか?当然、大幅な元安になる可能性が有ります。

ただ、現在の行き過ぎた元安圧力には少々違和感を覚えます。不景気になったとは言え、中国はアメリカに次ぐ世界第二位の経済力を誇り、成長力も先進各国に比べれば高いはずです。その様な国の通貨は本来値上がりするはずですが・・・実際には下落しています。

これは中国国内からの資本流出が大きく関わっているでしょう。元を海外に持ち出す時にドルに換えるので、市場では実需の元売りドル買いが拡大しているはずです。中国政府の介入はこれに対する反対取引であるとも言えます。

■ マーケットはどうして「中国版プラザ合意」を望むのか? ■

何れにしても「中国版プラザ合意」は中国からの急激な資本流出を起こす可能性が高いので、マーケットが口にする「中国経済の崩壊を防ぐ」どころか、崩壊を加速する政策の様に思えます。中国がその誘いに乗るとは思えません。

仮に中国版プラザ合意が実行されるのであれば資本規制とセットである必要が有ります。しかしこれにマーケットは合意できません。彼らの利益は自由なマーケットが作り出すからです。


色々考えると、にわかに浮上した「中国版プラザ合意」の大合唱は、単に実弾供給に飢えたマーケットの断末魔なのかも知れません。

ドイチェバンク(ドイツ銀行)=ロスチャイルドの銀行

2016-02-16 09:51:00 | 時事/金融危機
 

何かと話題のドイチェバンク(ドイツ銀行)。

悪い噂は3年程前から有りましたから、「今更感」がハンパ有りませんが、この銀行、実はロスチャ系の銀行。


「分かり易い危機の元凶が準備されている」という陰謀論に原則に則れば、リーマンブラザーズの次の時限地雷がドイチェバンクだったのかも知れません。


リーマンショック時にヨーロッパの銀行のデリバティブ残高はアメリカの銀行を凌いていましたが、これに蓋をして危機が去るのをひたすら待ちました。

危機が去ってしまえば、債権価格も回復するので損失は必然的に小さくなって行きますが、再びデリバティブ取引を拡大したので、リーマンショックよりも大きなデリバティブ残高を世界は抱え込んでいます。

その間、ボルガールールなど金融規制の動きは有りましたが、実効性は乏しく、今後BISが金融機関の運用基準を強化する過程で、様々な問題が噴出して来ます。

結局、リーマンショックは解決したのでは無く、地獄の坩堝(るつぼ)に蓋をしただけだったのです。そして、再び坩堝の蓋が開こうとしているのかも知れません。蓋を開けるはドイチェバンクなのか・・・?


そもそも利益が存在しない金融商品に利益が存在するかの如く見せて庶民の投資を集め、一定の周期で破綻して利益を得る詐欺が長年繰り返されていますが、私達は目先の利益に惑わされてしまいます。

そして資本家達は損失を政府に押し付け、税金として庶民から再び巻き上げるのです。


陰謀論的な下衆の勘ぐりではありますが・・・金融などというものが元々下衆な世界なので・・・。




昭和元禄落語心中・・・素晴らし過ぎる大人のアニメ

2016-02-15 05:12:00 | アニメ
 


与太郎

■ 初回1時間は何十回でも見れる ■

今季はアニメがつまらない・・・いや、『昭和元禄落語心中』『僕だけがいない街』という2作品が突出していて、他の作品を観る気が起きないのだ。

両作品ともに原作マンガは十分な評価を受けてきました。満を持してのアニメ化ですが、当然読者の期待のハードルは相当高かったはずです。それを予想を上回るレベルで軽々と飛び越えて見せた・・・それもアニメファンでは無く、アニメなど見た事が無い大人達を十分い未了する内容で。

特に、1時間スペシャルで放送された『昭和元禄落語心中』の第一話は、もう何回、繰り返して観たか分かりません。凡百のアニメを観る時間を、すべてこの1話の為に費やしても構わない・・。

■ 大人のアニメ ■


チンピラの強次は出所して早々に八代目有楽亭八雲の門戸を叩きます。と言っても寄席を出て来た八雲の前に土下座して弟子入りをお願いするのですが。弟子は取らない主義の八雲ですが、何の気まぐれか強次を「与太郎」と言って可愛がります。

与太郎が八雲に弟子入りしたのは、刑務所で観た八雲の落語に心底惚れたから。演目は『死神』。死神が見える男が、金儲けの為に死神を騙した所、自分の余命を削ってしまうという有名な古典落語ですが、刑務所で演じるには少々皮肉な内容です。八雲の落語は服役者達の肝を冷やしますが、強次は何故かそんんあ八雲の落語にぞっこんになります。

八雲の身の回りの世話から徐々に前座へとなった強次は「与太郎」という名で高座に上がる様になります。そんな彼の元にチンピラ時代の兄貴分が訪ねて来ます。「もう一度オレとひと稼ぎしよう」と誘う彼に八雲がこう言います。「彼の落語を見てもらえませんか」と。

兄貴を笑わせて今の自分を認めてもらいたい一心で与太郎が選んだ演目は『出来心』。貧乏長屋に忍び込んだ盗人が「ほんの出来心で」と開き直る話ですが・・練習では咬んでばかりいた与太郎ですが、口座の出来は思いの外に良く、これには兄貴分もクスっと笑ってしまった。

そんなこんなで落語の世界に足を踏み入れた与太郎ですが、八雲の家には小夏という若い同居人が居ます。与太郎が「あねさん」と慕う小夏は、実は二代目有楽亭助六という噺家の娘。助六と八雲は兄弟弟子として研鑽を重ねた様ですが、小夏は八雲が助六を殺したと恨んでいます。

与太郎は小夏が聴かせるくれた助六のレコードの虜になります。師匠の八雲はそれを面白く思わず、わだかまりが高じて与太郎は破門を言い渡されますが・・・

泣いてすがる与太郎に、八雲は「死ぬときも一緒ならば」と破門を解きます。八雲は与太郎に助六の姿を重ねていたのです・・・こうして、時代は遡り、助六と八雲の話が始まります。


思わず、1話のストーリーを書いてしまいましたが、この作品の面白さはここからが本物です。幼い頃から兄弟弟子として育つ助六と八雲の話をじっくりと描いて行きます。

■ 噺家と声優 ■

落語家も声優も声を売り物にした商売です。「声のプロ」の声優達が「話のプロ」の落語家に挑む様は興奮します。

特にこのアニメ、古典落語の1話丸ごとをじっくりと聴かせます。その為の初回1時間という長尺。まず、この決断に拍手喝采を送りたい。やはりダイジェストでは落語の面白さは伝わらない。

特に八雲師匠の青年時代と老年を演じる石田彰の声と演技の幅には惚れ惚れします。妖艶な艶っぽい声。江戸言葉・・聞き入ってしまいます。

「中の人が居ないというのが本来のアニメの御約束、声優は黒子であってこそ役が引き立つ」というのいが私の持論ですが、今回ばかりはwikipediaで声優陣をチェックしてしまいました。



八雲(青年時代・菊比古きくひこ)


助六

■ 将来は実写や俳優を駆逐するかも知れないアニメ ■

昭和という時代を彩るのはJAZZ。落語とJAZZはミスマッチかと思いきや、昭和のノスタルジーを掻き立てるのにJAZZはベストマッチの様です。ちょっと『坂道のアポロン』を想起させるものがあります。

普段は「オタク文化」として若者相手に製作されているアニメですが、大人をターゲットにしても十分に魅力的な作品は作れます。

この作品などはゴールデンタイムに放映して欲しいのですが・・・ハリウッドやカンヌがアニメを別枠とした様に、現実の俳優達がアニメを脅威に感じる時代が始まりそうな予感がします。



「安全資産の円買い」??・・・投機筋の攻撃

2016-02-14 20:08:00 | 時事/金融危機
 

■ 安全資産の円に資金が逃避している? ■

日銀のマイナス金利導入にも関わらず「円高」が止まりません。「安全資産の円に資金が逃避してきている」との解説がされていますが、仮に米経済が縮小期に入ったとしても、日本よりはマシでしょう。何故なら、日本で資金運用しても「マイナス」になる可能性が高いからです。

10年債金利までがマイナスに転じているという事は、10年後に日本が景気回復していると予測する投資家が少ないという事を意味しています。日銀のマイナス金利に短期金利が瞬時に反応して金利がマイナスに転じたのも、アベノミクスの成功を市場が信じていな証拠では無いでしょか。

確かにリーマンショックの直後はドルの信用不安やギリシャの破綻不安などから、消去法で円が選好されましたが、現在ドルに目にみえるプレッシャーは掛っていません。

■ 日本売りの為の為替相場 ■

日経平均株価と為替相場がリンクしている事は多くの人が気付く所ですが、外国人投資家が日本の資産を処分(売却)して利確する際には円高の方が利益が拡大します。ですから、株が下がる時には先に為替市場で円高が仕掛けられます。

株価がひとしきり下落して、外国人投資家が手にした円をドルに換えると、円安に戻って行きます。

■ 日銀は介入するのか? ■

市場は流石に日銀の為替介入を警戒し始めました。先週末は日銀介入の噂も流れました。

しかし、80円台だった頃に比べれば110円などという相場はカワイイもので、日銀が為替介入するにはイマイチ迫力に欠けます。この程度の円高であからさまな介入をすれば、日銀が為替操作をしていると世界から非難されます。

日銀の円売りドル買い介入は、婉曲なドル買い、米国債買いではありますが・・・現在の米国債金利を見る限りは、この可能性は低いかと思われます。むしろ円安に振れると日本の資産の売却益が減少するので、日銀の為替介入は対ドルで100円を割り込む水準までは為替介入は無いのでは無いか?

■ 長期的には円安が進行する ■

短期的には外国人投資家の都合で円高局面が何度か起こりそうですが、長期的には日本の財政問題がクローズアップされるので、円安がジワジワと進むはずです。

ただ、金融危機が再び発生してドルやユーロの信頼が揺らぐ場合は、短期的に日本への資金逃避も増え、大きく円高が進行する可能性も低くは有りません。

プロでも予測が難しいと言われる為替相場。これにアルゴリズム取引の株価が引きずられるので株式、FX共に素人が太刀打ちできる局面では無くなっています。


<追記>

望月夜さんから、ヘッジファンドが円高を仕掛けたら、彼らは円安に戻る際に手持ちの円で損が発生するのでは無いかとのご指摘を頂きました。

FRBの利上げ以降、行き過ぎた円安の調整というファンダメンタルが年初来の円高の背景に有るのは確かですが、日本株が売り込まれる前に円高に振れるのは、ヘッジファンドの仕掛けの様に見えます。だいたい、金曜日のNY市場で円高が進行し、同時にシカゴ先物市場で日本株が売り込まれます。そして月曜日の朝から日本株が多くく下がる。

ヘッジファンドは円高を仕掛ける時に円を買うので損が発生しそうですが、これは何等かの形でリスクヘッジしていると思います。

FRBの利上げペースが鈍化すれば為替は110~115円/ドルを中心のBOX相場となりそうですが・・・予想を裏切るのが市場なだけに・・・。

「チーーーーン」って音が聞こえた?

2016-02-13 05:39:00 | 時事/金融危機
 

休日を挟んだ金曜日、日本株を弄ぶには最適な日と言われています。
日本株市場が身動き出来ない休日の海外市場で円高に大っく振られ、先物市場で日本株を大きく売り込まれたら、休日明けの日本市場はパニック状態になる事は目に見えています。

NY株市場の下落がそれに拍車を掛けたので、12日の日経平均は、あっさりと15,000円を割り込んで終了。

12日のNY市場は上昇に転じ、為替相場も少し円安に戻っているので、月曜日の日本株は反動で大きく値を戻すかも知れません。

こうして、何度も波状的に最終防衛ラインの15,000円を巡る攻防を仕掛けた方が、日銀やGPIFやゆうちょ、かんぽからガッポリと資金を引き出す事が出来ます。

しかし、15,000円をこうもあっさりと割り込むとは思いませんでした。
原因は円高。

日銀のマイナス金利導入と、FRBの利上げによって本来は円安のなる局面。しかし、市場が「売り」を意識している時は、どんな材料も「売り材料」になります。結局、市場参加者のセンチメントが市場の方向性を決めている訳ですが、中央銀行と市場の対話が完全に行き違っています。

そもそも、「対話」など初めから存在せず、実は市場はいつでも身勝手に状況を解釈しています。市場動向と中央銀行の思惑が一致している時には「対話」が成立している様に見えますが、一旦方向性を違えれば「けんか」となります。

尤も昔から「政府と中央銀行には逆らうな」との格言が市場には有りますが、反対に「中央銀行も市場には勝てない」という格言?も存在します。「市場が牙を剥く」との表現も。

いずれにしても昨日は2012年5月のバーナンキショック前に付けた15,000円を割り込んでしまいました。

この時の日経平均15,000円は、アベノミクスの期待感で付けた値でしたが、日銀が緩和政策に転じる事を予測したファンドや海外投資家達が日本株のポジションを大きく拡大した事や、国内投資家達がアベノミクスへの期待感から日本株投資を拡大した時期でした。

しかし、バーナンキショックによって上昇基調は一転して日本株は大きく下落します。バブル崩壊を経験している日本人、特に個人の株式投資は一気に冷え込んでしまいました。そこで政府は2013年6月7日にGPIFの運用比率を見直す事を発表します。これを好感して市場は再び上昇に転じました。

その後は、日銀、GPIF、ゆうちょ、かんぽなどの資金が、日経株価の下落局面を買い支えて日本株は海外のファンドも売り崩す事が出来ない状況で20,000円にまで達しました。

一方で、海外勢はバーナンキショックの13,500円から買い上がって来た訳で、利益を確定するには、これ以上の金額で売り抜ける必要が有ります。15,000円というのは海外勢の想定する売り抜けの水準で、余程のショック、例えばドイチェバンクの破綻などがなければ、これが攻防ラインとなるはずです。

一方、13,500円にオプションが積み上がっていると言われており、多分、バーナンキショックの底値を割ったら、ここからは空売りやオプションを含めて一気に日本株を売り崩して利益を拡大するはずです。私は底値は8000円台と妄想しています。

X-DAYがいつになるかですが、日本の国内情勢には左右されないと思われます。多分、ドイチェバンクの破綻など、リーマンショック級の危機を世界が意識した時になるのでは無いでしょうか。

安倍政権は株価を操作して好景気を装って来ましたが、甘利ラインを割り込む事で、アベノミクスもいよいよ終了の時が近づいています。

「チーーーン」という音が聞こえた様な12日の日本株市場でした。