「そろそろアベノミクスも終わりだな」
「円安タイムも終了だ」
「しかし日本株は楽でいいよ」
「そうそう、薄商いの中で買えば株価は戻るし、そこで売れば公的資金が買ってくれる」
「まさにATMだな」
「しばらくは円高で為替差益も享受できるしな」
「G20で為替介入には釘を刺したから、やりたい放題だよ」
「しかし、日本人の年金が簡単に手に入るとはアベには感謝してもし切れないな」
「良く日本の国民が黙っているな?」
「GPIFの損失は参議院選挙後まで発表しないらしい」
「そんなミエミエの手に日本人は騙されるのか??」
「まあ、国民なんてメシが食えている間はおとなしいもんさ」
「アメリカだって大差無いさ。フードスタンプ万歳だ」
「我らにカネを、民衆にはメシを・・・だな」
GPIFの収支の発表が参議院選挙後になると報道されています。当然、選挙に影響が有るからですが、街行く人に「GPIFって知っていますか」と効いても半分の方は???でしょう。
ネット社会になったとは言え、大方の国民はTVのニュースで流される情報を信じています。そしてTVが「キャンペーン」を打たない事件は、社会を揺るがす事は有りません。
さらに国民は身近で生活感のある情報には反応します。「保育園落ちた」には過剰に反応しますが、「GPIF」の損失には関心が有りません。
尤も、異次元緩和やマイナス金利政策で、日本国債を大量保有する事自体が「リスク」となった現在の日本では、年金の積立金も、ゆうちょ、かんぽの資金も、そして地方銀行や信用金庫も生命保険各社も、「国債の大量保有=リスク」になってしまった事は国民に説明されていません。
財務省と金融庁、そして政府は「日本国債保有=リスク」となる事を前提で行動していますから、GPIFの運用比率を事前に調整したり、金融庁を通して中小の金融機関の国債離れを盛んに促して来ました。
しかし、国債から引き剥がされた資金が融資に向かうかと言えば・・・どうやらそうはならない様です。とりあえずアベノミクスの期待感が拡大する間は株式市場で運用されていましたが、短期的には外国人が安全に日本株を売り抜ける資金となっています。
では、年金の日本株の運用が悪手かと問われれば、私はNOと答えます。日本国債は将来的に金利上昇で確実に損失を産みますが、株は長期的には「円の信用喪失」に反比例する形で値を上げるはずです。
ただ、悔しいのは、日本人の資産がミスミス外国人の手に渡る事・・・・。日銀が思いっきり為替介入して彼らの肝を冷やしてやればイイのにと思うこの頃ですが、そんな勇気は黒田総裁にも安部首相にも有る訳が有りません・・・。
たまにはびりから飛び降りる外資のファンドマネジャーが出るくらいガンガンやってみたら・・ね
昨今、国会でTPPの交渉内容を問い質す場面を見ましたが、たぶん安部さんの歯切れ悪さからこの人もグローバル企業から献金貰ってるんだろうなとつくづく感じました。
甘利担当大臣も辞任しましたが、大事な時期なので国会にいないほうがかえって好都合に見えます。
恐らく今回逮捕と地検が動いているのは、身柄確保と秘密の保持が目的だと思います。
パナマ文書を初めとする格差の原因は世界の資金循環異常にあることに思います。
国籍を持たない企業群が国家主権を超越する存在となりつつあり、今はその過渡期であり、パナマ文書を読むと国家財政の破綻のトリガーを引くことも出来る存在であるように思います。
国家という共同体がすでに中心ではなく周辺になっており、周辺から中心に搾取している渦が見えます。
問題はどのタイミングか?
セットメニューは、震災か戦争か?
ですね。アメリカに敵対する国に対する脅し。むしろ名前が挙がっていない政治家達がビビってるのでは?