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しっかり増税されている・・・分かり易い消費税を煙幕にして、源泉徴収出来る税はしかり増えている

2012-06-28 10:36:00 | 時事/金融危機
 

■ 皆さん、ご自分の給与明細の税額をご存じですか? ■

消費税の増税で国民は一喜一憂していますが、
皆さん、最近ご自分の給与明細をじっくりご覧になりましたでしょうか?

あれあれ、住民税が増えているぞと思われた方、
そう、どうやら住民税の扶養控除が減額されているらしいのです。

ちょっと拾いものですが、分かり易いので紹介します。

2012年

4月  子ども手当てが新制度に
    (所得制限)
6月  個人住民税増税
    (扶養控除の廃止・縮小)
10月 地球温暖化対策税導入
    (全化石燃料にCO2排出量に応じて課税)

2013年

1月  所得税増税
   (給与所得控除に上限、役員退職金優遇の廃止)
    個人住民税増税
    (退職金の優遇廃止)
    所得税の復興増税
    (25年間、税額の2.1%を上乗せ)

2014年

4月  消費税増税
    (税率を3%上げ8%に)
6月  個人住民税増税
    (給与所得控除に上限)
    個人住民税増税
    (10年間、年間1000円)

2015年

10月 消費税増税
    (税率を8%から10%に)


オー!!
消費税に目を奪われているうちに
いつのまにか、増税のオンパレード。


私などは確定申告組なので、
毎年の税額計算の時に、
控除や特別控除の廃止に気づきますが、
それが、いつ国会で決まったのかなんて、
報道されていても、気付もしません。

消費税増税分の5%なんて可愛いくらい、
実際には増税されているのです。


財務官僚を侮るべからず!!

恐るべし、議会制民主主義!!

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ごまめ)
2012-06-28 15:52:44
今、私達の住む東京都下の某市で、市職員の給与が高過ぎるのを知り合いが資料から確定しました。(←コレが素人のオバサン達がやる作業なので大変でした。)
仲間内では、その引き下げ要求しようと盛り上がっています。

手始めが情報拡散のビラ配り。
そのお手伝いをすることにしました。

だって、60歳から利用できるタダのお風呂を楽しみにしていたのに、やっと利用資格が出る今年からこの住民サービスが削られるというのです!!!
地方公務員の給料の取り過ぎで福祉予算を縮小させるなんて、絶対に許せません。
もう、頭にきました。

今回の憤りは私憤と公憤がごっちゃ混ぜなので、若干の後ろめたさがない訳ではありませんが、「先ず、市の予算編成から声を上げよう。」と思っております。
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Unknown (人力)
2012-06-29 01:41:10
ごまめ さん

無料お風呂サービスが廃止されたら、お風呂やさんの存続問題に発展したりして・・・。

もしかして、お風呂屋さんって、補助金で成り立っているのかな?
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Unknown (高橋)
2012-06-29 09:48:19
以前にも、高齢者への銭湯入浴の割引サービス券廃止を巡って、他の自治体でも、市内の銭湯の存続が、というニュースがありました。いまや銭湯は補助金が無ければ成り立たないところもあるのでしょう。医療以外にも、デイサービス含めて、高齢者への補助金によって成立している業種は多々、あるでしよぅが、ではトヨタなどへのエコカー減税はどうなんだ、弱電メーカーへのエコポイントはどうなんだ、となると、結局、最後にそれを税金で支払うのは、そしてその業種を支える労働力となっているのは、プリウスにも乗れない、クーラーも買えない、若者にも拡大した貧民となった国民です。その一方で、日帰り入浴施設は、高額でも混んでいます。今の年金で行けるお年よりも、これまた多いのでしょう。労働分配率を含めた、格差の是正は、小泉改革以後、縮小されました。「格差無くして成長無し」でしたが、経済成長率が無いと成立しない日銀を含めた銀行システムの維持の為に、移民の出来ない日本は、国内において、低賃金労働者を作るしかありませんでした。しかしそれも又、米国と同じくデフレの原因のひとつに成りました。国家に騙され続ける、B層だと呼ばれてしまう国民、検察・マスコミ含めての、支配の構造に気付くのは、ある意識が必要なのでしょうが、まあなんともはや、です。今日は金曜日、永田町は紫陽花デモ防止の為に、急遽、道路工事だそうです。すでに官僚痴呆国家のこの国で、明日の食料確保の為に、畑でせっせと、食料自給です。
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Unknown (人力)
2012-06-29 14:09:00
高橋さん

バブル絶頂期の頃、東京の下町にオフィスがあったのですが、木造家屋が密集して建っている街並みが。地上げでどんどん、空き地や駐車場になって行きました。そんな中に、未だに薪で風呂を炊く、銭湯があったのですが、何だか、周囲の取り壊された民家の柱などを、燃料にしている様に見えてシュールでした。周囲の民家が無くなると、風呂やも姿を消しました。

街から牛乳屋が消えたり、内風呂の普及で風呂屋が消えたりと、経済原理から言えば当然の現象ですが、風呂屋の煙突が消えた街並みはどこか寂しいですね。

私の住む浦安の下町は、かつて500m程の川沿いに、13軒の風呂やが煙突を連ねていたそうです。今では5軒だけになってしまいましたが、たまに入りにいって、昭和レトロな気分を味わっています。

産業の保護と、国際競争力の維持は、相反する面もあり、難しい問題ですね。近代国家という枠組みが既に時代遅れになっており、産業界は国境をどんどん越えて進化しています。この歪みを解消する手段が、EU型の統合なのか、それとも鎖国的な保護主義なのか?中庸が一番と分かりつつも、それが許されない状況が訪れるような気配がしています。
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