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地震予知・・・無理では無いが現実的に無理

2017-07-03 11:42:00 | 分類なし
 

30cm水槽の幅いっぱいにまで成長したプレコ


■ 我が家のプレコ(ナマズ)が騒がしい ■

我が家にはセルフィン・プレコという熱帯魚のナマズが居ます。3cm程の稚魚を買って来たらモリモリ食べてグイグイ成長し、今では30cm程の大きさに。家内は「ガメちゃん」と呼んでいます。

性格は非常に温厚で臆病。巨大化して隠れるスペースも在りませんが、頭かくして尻隠さずの状態で、昼間は水槽の隅でじっとしています。

夜になると、もそもそと出て来て、水槽のガラスに着いたコケを食べるのですが、それもユッタリした動作なので、いつ起きているのかも分かりません。

ところが3~4日程前から昼夜を問わずガメちゃんが騒がしい。時々ビチャリという水音をさせたり、ガラスに何度か激突したり・・・。

さらには巨体で狭い水槽の中で暴れるので、激突されたエンゼルフィッシュのヒレはボロボロ。

■ 地震の前にナマズが騒ぐ ■

ネットを見ていると「地震の2~3日前のプレコが騒いだ」という記述がチラホラ。ナマズは昔から地震の前に騒ぐので、江戸時代は大地震は大ナマズの仕業などと言われてもいます。

ナマズは周囲の電位の変化に敏感らしく、地震の直前に地殻に掛かる圧力の増加で電位が変化する事を敏感に感じ取ると言われています。ナマズだけで無く、多くの動物に電位や地磁気の変化を感じる能力が在り、地震の前に池の金魚が同じ方向を向いていた・・・なんて報告もあるようです。

■ 様々な予知の方法は存在するが、実用には大きなハードルが在る ■

地震は地殻に掛かる圧力が高まり、地殻の一部がひび割れる事で発生します。その際、地殻を形成するガラス質に圧力が掛かる事で電位が発生します。

地震の前に地震雲が現れるのは、地殻内の局所的な電位変化が大気に影響を与える為と考えられています。

ラジオ放送などの受信状態をチェックして電位の変化を検出する地震予知も行われており、大きな地震の前に異変を検知しています。

これと並行して、GPSが発達した現代では地面の移動方向を広域的に観測する地震予知も試みられています。これらの観測データを蓄積すれば、地震予知は将来的にはある程度の精度を獲得するかも知れません。

しかし、どんなに地震予知の技術が発達しようとも、予知の確率が「日の単位」で100%近くに達しなければ、地震予知を行政が実用して避難警告を出す事は有りません。

例えば、「東京に明日大地震が起きるかも知れない」という予知が3回に1回当たる様になったとしても、空振りの2回の影響や経済損失を考えたら、政府も容易に避難勧告など出せません。

結局は民間の予報会社が「地震発生注意レベル」を出す程度が将来的にも地震予知の限界なのかも知れません。

「地震予知は不可能」と言われるのは、技術的に不可能なのでは無く、社会的に不可能なのです。


そこで、ガメちゃんの話題に戻りますが、彼(彼女)が騒いでから熊本で地震が発生しました。はたしてそんなに遠くの地震をマナズが感知するのか疑問です。むしろ、もっと近くの地震を予知して騒いだのでは無いか・・・例えば房総沖とか・・・。


何れにしても、地震への備えは日頃より怠り無く・・・。

我が家では地震発生時にはガメちゃんの水槽を押さえるのが最重要項目とされています。それでも水がこぼれるので、バスタオルを持って駆けつけます。東日本大震災の時は、たまたま在宅していましたが、水槽の水が派手にこぼれて漏電しそうだったのでブレーカーを遮断しました。


実は我が家では地震そのものよりも、ガメちゃんの水槽が落下してマンションの下の階に漏水する事を一番恐れています・・・。


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