■ 融和ムードもつかの間 ■
先日イスラエルとパレスチナの捕虜交換があって、
融和ムードでも漂うかと思った中東ですが、
ここにきて緊張が高まっています。
ガザ地区からイスラエルへ銃撃があり、
イスラエル軍はいつもの事ながら10倍返しの反撃です。
エジプトのヘリコプターがイスラエル上空を領空侵犯なんて事件も。
最近の話題は、イランのIAEAの査察の報告書の内容によっては
イスラエルが予告無しにイランを攻撃するかもしれないという報道。
■ 中東情勢の原因は中東の外にある ■
欧米のニュースメディアが伝えるイスラエルのイラン攻撃はガセネタでしょう。
ヨーロッパの債権と銀行がズタボロの状態で、
世界はリスク回避の状態に入っています。
ところが、リスクの逃避先が見当たらない。
そこで又、金と原油が高騰しています。
世界経済の先行き不安から、
本来石油価格は値下がり傾向にあるのですが、
イラン危機を煽る事で、
原油価格を吊り上げているのでしょう。
ここら辺は情報戦みたいなもので、
仕掛けている側が、大儲けするという筋書きです。
■ 仕上げはまだ先 ■
中東情勢の総仕上げはサウジとシリアの政権崩壊でしょう。
これで中東の旧勢力はほぼ崩壊します。
アラブ穏健派とアラブ急進派の主役達が退いた中東で、
イランとトルコの影響力が増大します。
この2国が、どのような中東の情勢図を描いているかで
状況は大きく変わるでしょう。
イランの後ろには中国とロシアの影が見え隠れします。
トルコの後ろにはEUの影がちらつきます。
中東の民主化革命は周到にアメリカが作り上げた
中東の「緊張の上でのバランス」を壊しています。
本来、石油王ロックフェラーが黙っていないはずですが、
どうやらロックフェラーも96歳という高齢と、
なにやら悪い事を画策して、
世界の運営者達に目を付けられたとか、どうとか・・・。
ついでに、ジェイ・ロックフェラーも怒られたとかどうとか・・・。
そうなるとアメリカのロックフェラー配下の誰かが、
暴走して何か悪さをするかも知れない・・・。
そんな危機感を上手に利用した
イスラエルのイラン攻撃の噂だと思うのですが・・・。
・・・実際始まったら・・・イヤだな・・・。
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