人力でGO

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夏も終わりですね・・・鴨川では海の家が閉店

2014-08-31 03:40:00 | 自転車/マラソン
 


■ 雨の合間を縫って鴨川にGO ■

8月10日に台風の逆風を突いてMTBで養老渓谷まで往復して以来、忙しくて3週間も自転車に乗れていません。お腹の辺りが脂肪でブヨブヨしているのが自分でも分かります。200Km程度のロングライドでシェイプアップしたい所。しかし、秋雨前線が南下しており、例年より早い秋の長雨。

土日も雨と諦めていましたが、土曜日は10時前から雨が上がり、雲が切れてきました。速攻で準備を整え、カーボンのレモン1号君で出発します。行先は勿論鴨川。出発の時間が遅いので、日没まで走って後は輪行です。

■ 脚が回らない。心拍もすぐにレッドゾ-ン ■

さすがに3週間ぶりだと脚が回りません。心拍も直ぐにレッドゾーン。そこで、本日は鈍り切った体に刺激を入れる為、53-17tでギアを固定して行ける所まで行ってみます。巡航速度も35Kmになるべく近づけます。

20Km位走って、ようやく体に自転車が馴染んで来ます。ただ、40Km程で早くも電池切れ状態。ペダルが思うように回りません。養老清澄ラインに入る前に、上総牛久でカップラーメンで昼食。普段は養老渓谷まで一気に走りますが、鈍った体では、ここで一服入れないと後半が持ちません。

養老清澄ラインの上り坂はダンシングでクリアーして、養老渓谷では5分休んだだけで、老川十字路の先から、麻綿原高原の登りに取り付きます。10%を超える斜度で始まるので、ここで仮想固定ギアーモードを解除。インナーに落します。・・・・・・登らない・・・。39-28tのインナーローまで落として・・・足着き。もう、脈拍が限界。

一度足を着くと、心が折れるので、この後2回の小休止を入れて、麻綿原にようやく到着。山一面のアジサイの花はは茶色く枯れて、観光客も居ません。頭がボーとするので、山頂のベンチで仰向けに寝転ぶと、流れる雲の向こうに青空が顔を出しています。もう、空は秋の色。

■ ウリ坊 ■

しばらく休んでから、海に向けて下り始めます。時折小雨がパラツイテいたので、路面はウェットで滑り易い。慎重に下ります。

道際のアジサイの斜面が所々崩落して赤土が覗いています。害獣ネットもなぎ倒されています。昨夜、大雨でも降ったのでしょうか?

鴨川方面と会所方面の分岐に差し掛かった時、何やら動くものが・・・・。何とウリ坊(イノシシの子供)。子犬程に大きさでしょうか。私を見つけると、チョコチョコチョコと10m程逃げて振り返ります。写真を撮ろうとしたら、藪の中に逃げ込んでしまいました。さらに2匹が飛び出して、藪の中に引き換えします。

カワイス~~~。

でも要注意。あれだけ小さいウリ坊ならば、近くに親が居るハズ。イノシシは自転車に突進して来ますから、急いでその場を離れます。

さっきの崩落はイノシシが食べ物を探して土を掘り返したものだったのですね。害獣ネットも全く効果がありません・・・。山間の農業はイノシシやシカ、サルとの戦いです。

■ イガグリ地雷原 ■

内浦県民の森への下りは雨で小枝や小石が散乱しています。路肩もだいぶ崩れているので注意して下ります。

先方に何かコロコロした物が沢山落ちています。石?
いいえ、イガグリです。風で青いイガグリが沢山落ちた様です。まるでイガグリの地雷原。間違って踏んだら、パンクです。こんな場所が突如、何か所も現れるので、スピードは出せません。

内浦県民の森を通過するとようやく路面は乾いてきます。ここからは全開で、前の軽自動車を煽りながら、海まで一気に下ります。本日の太平洋は波は穏やかですが、曇り空を写した鉛色です。

■ 海の家は店じまい ■



夏休み最後の土日ですが、あいにくの長雨で海岸は人手も疎ら。本来は最後の掻き入れ時の海の家も、早めの店仕舞いで、解体を始めていました。(冒頭写真)

午後3時を回っているので日没が心配です。「すき家」で牛丼をかきこんで、すぐに帰路に着きます。

アレ!?、何だか後輪が重いぞ・・・と思ったらパンクです。空気が抜けた感じなので、小さな穴が開いたのでしょう。きっとイガグリ地雷を踏んでいたのですね。スペアーチューブに取り換えて、鴨川を後にします。

帰りは初めて鴨川有料道路を走ってみます。
それなりの登りは覚悟していましたが、200mの標高まで一気に登ります。斜度は5%を超えているので、我慢のペダリングです。

登りきる手前に料金所があります。料金は軽車両20円。

ここからは多少のアップダウンはあるものの下り基調。快調に飛ばして、久留里のセブンイレブンで最期のオニギリ補給。ペットボトルの水を頭から掛けてリフレッシュ。

すると、こんな物を見つけました。エヴァのポスターではありませんよ。よーく見て下さい。ほっぺたに何か付いています。これ、マツムシです。「チンチロ、チンチロ」と鳴くやつ。



■ 久留里線が丁度ホームに居た・・・・ ■



久留里駅前で名物の名水をペットボトルに詰めようと思い駅に向かいます。すると、丁度、登り列車がホームに居ます。(電車ではありません。ディーゼル車両です)

現在5時33分。電車の発車は37分。

んん、まてよ。今から1時間走ると日が暮れます。姉ヶ崎までは30Km程あるので、最後は夜間走行になりますが、眼鏡を持って来ていないので、サングラスで夜間走行は危険です。まして街灯の少ない道はほとんど見えません。

後半は電車のコースから道は外れてしまうので、日が暮れても輪行出来ません・・・・。

そこで急遽自転車を輪行バックに詰めて、久留里線に飛び乗ります。のんびり走る列車なので、自転車とあまり時間は変わりません。木更津まで1時間。

初秋の日没後は一気に暗くなります。遠くの山並みや、線路脇の田圃がだんだんと墨色から暗闇に溶け込んで行きます。

本日の走行距離は140Km。
獲得標高は1600m。

後半ダレダレだったので、平均速度は24Km/h。
本当は170Kmは走りたかったのですが、出発が遅かったので、仕方無いか・・・。