(日経平均株価推移)
(ドル/円相場)
■ 日銀の追加緩和で何故、日経平均株価が上昇し、円安になるのか ■
1) 日銀が長期国債を10兆円、市場から買い上げる
2) 日本の金融機関は長期国債のリスクを低減出来ると同時に10兆円を手に入れる
3) 日銀から株を買い上げる指示が出される
4) 日本の金融機関が株を買い上げ、株式相場が上昇する
5) 売り一色だった海外投資家が、日銀の量激緩和による株価上昇を予測。
6) ヘッジファンド勢が円売りドル買いで円相場を円安に振る
7) 円安で日本株を効率良く買う
海外勢は「円安で買い、円高で売る」を繰り返しています。
今回の日銀の発表は、明らかに決算対策であり、
日本の企業が「株安」では決算を乗り切れない証拠でもあります。
昨年の311の直後にも同様の動きがあり、
震災で株価が大きく下落した後に、
3月の後半にかけて大きく値を戻しています。
株が値を戻す要因は何もなかったのですが、
結局金融機関を中心に、海外勢力の売り圧力に対抗しました。
震災後、円高に振って日本株を売却して利益を出した海外勢は、
その後円安に誘導して、株を買戻し、
さらに決算相場のピークをにらんで円高誘導と日本株売却を仕掛けています。
海外勢力にとっては「泥棒に追い銭」状態で「濡れてに粟」だったでしょう。
今回も3月後半にかけて同様の状況が発生しており、
決算相場のピークを見極めた所で、
ヘッジファンドが円高を仕掛け、海外勢が日本株を売り始めるでしょう。
マスコミは3月決算に向けて政府・日銀と一体になって、
株式市場の復活をイメージ操作する必要があり、
その裏で、日本の国富がまたもや失われてゆくのです。
ニュースは結果しか報道せず、原因に触れる事はありません。
それを報道してしまったら、せっかくの株価操作が水の泡になってしまいます。