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骨盤を真っ直ぐに…♪

2012-07-23 12:18:42 | Weblog
昨日の≪スロー・エクササイズ≫クラスはメンバーのカヨさんとのマン・トゥー・マンレッスンになりました。
好い機会だからとまず正しい姿勢で立つ練習からはじめました。
なによりも大事な基本は骨盤を真っ直ぐに立てて支えること。そのためには体幹の基底部分をどんなイメージで捉えるといいか、とかの説明もしながら一つ一つのエクササイズを勧めていきます。
プリエの練習でグラン・プリエをしたとき、カヨさんは足の小指側に体重が掛かっていて、“バナナ足”になっていました。
「あのね、小指側に体重がかかっているということは足首に不自然な負担が掛かるし、内腿がちゃんと機能しないからね。足の親指と人差し指の間に力を通していくイメージでプリエするのよ」
骨盤を真っ直ぐにしてゆっくりプリエをする彼女。親指の方、親指の方、と小さくつぶやきながら丁寧にプリエをしてグラン・プリエまでいきついた。
「おぉぉ…!スゴイ、内腿にばっちり張りがある!」
そう、そう、そうでしょ。
その内腿の筋肉群がきちんと機能しないと、つまりそこに筋力がないと体幹の重量を支えきれなくなって腰や股関節、膝に過剰な負担が掛かるのよ。
そして骨盤を真っ直ぐに支える腹筋の力がないと、内臓下垂とか婦人科系の良くない症状が出たりするし、骨盤底筋群が弱ってるとオシメが必要ってことにもなりかねないよ。
「なぁるほどぉ
ところでさ、せっかくマン・トゥー・マンなんだから、希望をきいてあげましょう。自分のボディで改善したいラインとかちょっと気になってるところとかある?
「それは腹です!」
ポン とお腹を叩く。
よし、わかった
「んじゃぁね、骨盤を前後左右にしっかり動かすエクササイズしよう
まず肩幅くらいに脚を開いて立つ。爪先を正面に向けて足の親指とカカトは一直線に。膝を緩めて曲げ、骨盤を真っ直ぐに立てましょう。
はい、いきますよぉ
尾骶骨を巻き込んで⇒⇒⇒骨盤を戻す⇒⇒⇒骨盤の右側を持ち上げて⇒⇒⇒戻す⇒⇒⇒尾骶骨を後ろに伸ばして⇒⇒⇒戻す⇒⇒⇒骨盤の左側を持ち上げて⇒⇒⇒戻す⇒⇒⇒尾骶骨を巻き込んで⇒⇒⇒戻す⇒⇒⇒骨盤の左側を持ち上げて⇒⇒⇒戻す⇒⇒⇒尾骶骨を後ろに伸ばして⇒⇒⇒戻す⇒⇒⇒骨盤の右側を持ち上げて⇒⇒⇒戻す⇒⇒⇒
という練習をした。平たくいえば腰のコントラクションの基本の“基”をやったわけ。
これは腹筋を万遍なく使うし背筋もきちんと使うからウエストのシェイプにも効果がある。
最後に正座から両腕・上半身を引き上げるストレッチを。
「あ゛、キライなヤツだ…
「すぐに上手になるから頑張れ」
カヨさんの場合はロコモティヴ・シンドロームの予防というより、Good Looking Body に磨き上げるためのエクササイズってところかな

さて、今月から≪スロー・エクササイズ≫クラスをオープンしたこともあって、実家の母にロコモティヴ・シンドロームの兆候なんか出てないかちょっと気になって電話してみた。彼女は現在75歳だからね。
母は私に似て…じゃないか、真っ直ぐな脚をした母が私を真っ直ぐな脚に生んだ…か…。ともかく母は生まれつき真っ直ぐな脚の人です。
「あのさ、腰とか膝とかさ痛かったりしない?」
「いや、ぜんぜん。腰痛もないし肩凝りもないし。脚の内側はいまもぴったりくっつくしね」
「あぁそう、よかった。ロコモティヴ・シンドロームとか問題になってるからさ」
「そうみたいね、大丈夫、大丈夫
自分で決めて毎日欠かさず続けているというエクササイズ・メニューの内容を聞いて、“それならまずロコモにはならないな”と確信した。
「改まったお出かけのときは必ず6センチくらいのハイヒールを履いてるよ」
だそうである。恐れ入りました
「なにも急いで慌てて年寄になることはないの。キレイでいられる間はキレイでいるように努力を続ければいいのよ」
うん、そうだね
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