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エクササイズの勧め…♪

2012-07-03 08:39:46 | Weblog
昨日はゴッド・ハンド室井のところへコンディショニングを受けに行ってきた。
毎月1回は全身の調整をして頂いています。
毎日のバー・レッスンやクラス・レッスンでしっかり身体を動かしているとはいえ、生徒の皆さんに見本を見せたりしてどこかしら歪みや偏りは出てくるからね。
「うん、今月はかなり良いですね。少し筋力も上がってきてるな…」
ふふふ、やったぁ
コンディショニングして頂きながら
≪ロコモティヴ・シンドローム≫
の話なんかもした。
ロコモティヴ・シンドローム=運動器症候群
ま、はやくいえば筋力の低下によっておこるいろいろな症状や障害の総称ね。
先日から話している≪変形性膝関節症≫もそうだし、たとえば手すりにぶらさがりながらでないと階段を上がれないとか、歩行が“すり足”になってしまうとか…いろいろ…。
高齢者に特有の症状かというと、そうじゃないんだな、これが
多くの若い人も予備軍
もっとも大きな原因は体幹をきちんと支える筋力不足または発達不足。
今の若い子って姿勢が悪いもんねぇ。
前傾骨盤(=でっ尻)で猫背、O脚・内股、それで膝が曲がったままハイヒールでポクポク歩いている女性の場合、かなりかなりかなぁ~りリスクが高い。
デブもやっぱり下半身にかかる負荷が大きくなるから危険度は高い。
無理のないエクササイズをきちんとすることでかなりの予防が出来るし、改善も出来るし、悪化を防ぐことも可能なんだけどね。
≪変形性膝関節症≫を例にとると、腫れが出る前のちょっと痛みが出始めた初期のうちにきちんと診断をしてもらって、適切なエクササイズをすれば症状の悪化を抑えることが出来るの。
ところが、ちょっと痛い、くらいではなかなか病院に行こうとしない。
痛くて痛くていよいよ我慢できなくなって漸く病院に行くと、もう腫れもひどくなって膝の変形も進んでいるから手遅れ、という残念な結果になっちゃうのね。
それにもう一つ考えられるのは、痛い、という実感が運動することから遠ざからせるということがある。痛い思いはしたくない、と誰でも考えるから、その思い込みが出来てしまうともうエクササイズの勧めようがないのよ。本当は痛くない運動の仕方があるんだけどね…。もちろん初期の頃ならよ。
さらに言えば、そうやって運動を避けるようになると太る。太ると脚腰にかかる負担が大きくなるから症状も悪化しやすい。するとさらに痛みが増すから体を動かしたくなくなる。なお一層太る。ますます負担は……。という悪循環に陥るの、悲しいことに…。
今、手押しのカートに上半身を預けて辛うじて歩いている≪変形性膝関節症≫の高齢の方たちだって、自分の脚がそんな風に曲がってしまうなんて想像さえしたことは無かったと思う。
階段を脚ではなく手で手すりをよじ登ることになろうとは考えたことも無かったと思う。
私は街を歩いていて、そういう高齢の方を見る度に痛ましく感じてしまう。
予防効果のある運動の仕方、エクササイズを勧めたり教えてあげられる人がもっと早い時期に近くにいたら、症状はもっと軽くて済んだかもしれない、と思う。
スポーツや定期的なエクササイズで身体を動かしていない完全な運動不足の方、身近にストレッチやウォーキングなどのエクササイズを教えてくれるところがあったらチャンスですよ。自分の脚を、健康を守るためのエクササイズを始めましょう、痛みというシグナルが点滅する前に。
若い方も、自分には関係ない、なんて思わずに、まず自分の脚の形と歩き方をチェックしてみて下さい。
O脚で内股でほとんど運動はしていないという方は、大きく外側に曲がった脚で手押しのカートに上半身を預けて歩いている高齢の方の姿が将来のアナタの姿ですよ。
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