一昨年、シリーズ5作目6作目までは読んだのですがそのあとなんとなく気が向かなくなって、文庫本のエンド台で新刊を見かけても手を伸ばさなくなってました。
それから2年、いくつかの物語が幕を閉じたようですが、それを改めて追う気にはなりません。
でもまあ相変わらず風烈廻同心紅藤月也はぼんくらのまま、お奉行と内与力に重宝に使われています。
妻女の沙耶さんも男装の小者として月也さんに手柄をもたらしていますし、深川芸者の音吉姐さん、娘姿の美少年牡丹も変わらず登場して沙耶さんを助けています。
本作は複数巻にわたる事件解決のお話ではなく、1巻で解決です。
屋台店を利用した泥棒がいるらしい、奉行所としては諸般の事情からソレを事件にしたくない、仮に泥棒を捕まえて解決したとしても手柄にもならぬし褒美も出ない。
話を聞くに何か裏がありそうなと沙耶さんは思い至り、音吉姐さん、牡丹ちゃん、角寿司の喜久さんなどお馴染みの面々とともに、探索にあたるわけですが…
月也さんもね、ぼんくらとはいわれてますが案外切れ者かもしれない。
沙耶さんとその仲間を信じて任せきることが出来る、任せたからには余計なことはしないという器の大きさがありますもんね。
『うちの旦那が甘ちゃんで 寿司屋台編』 神楽坂淳著 講談社文庫
後味のいい読み物です
それから2年、いくつかの物語が幕を閉じたようですが、それを改めて追う気にはなりません。
でもまあ相変わらず風烈廻同心紅藤月也はぼんくらのまま、お奉行と内与力に重宝に使われています。
妻女の沙耶さんも男装の小者として月也さんに手柄をもたらしていますし、深川芸者の音吉姐さん、娘姿の美少年牡丹も変わらず登場して沙耶さんを助けています。
本作は複数巻にわたる事件解決のお話ではなく、1巻で解決です。
屋台店を利用した泥棒がいるらしい、奉行所としては諸般の事情からソレを事件にしたくない、仮に泥棒を捕まえて解決したとしても手柄にもならぬし褒美も出ない。
話を聞くに何か裏がありそうなと沙耶さんは思い至り、音吉姐さん、牡丹ちゃん、角寿司の喜久さんなどお馴染みの面々とともに、探索にあたるわけですが…
月也さんもね、ぼんくらとはいわれてますが案外切れ者かもしれない。
沙耶さんとその仲間を信じて任せきることが出来る、任せたからには余計なことはしないという器の大きさがありますもんね。
『うちの旦那が甘ちゃんで 寿司屋台編』 神楽坂淳著 講談社文庫
後味のいい読み物です