ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

ノアの箱舟

2015年09月10日 | 日記

 台風18号の影響もあって、昨日(9/9)の朝も、窓を打つ雨の音で目が覚めた。
 夏も終わり頃になってから雨模様の日が多く、それも、激しい雨足を覗かせることもしばしば。

 その雨、表現する言葉は結構多く、過日(8/29)の天声人語氏も、“ 暑さが去ったあとに降る長雨に、古人は趣のある名を与えた。秋霖(しゅうりん)はよく聞くが、秋湿(あきじめ)り、秋黴雨(あきついり)といった呼び名もある ” と書く。

 秋の長雨を指して、秋入梅(あきにゅうばい)という言葉もあるようだ。
 九月上旬から十月中旬にかけて日本列島付近に出現する秋雨前線を、秋霖前線とも呼ぶらしい。

 その前線、北から出現し次第に南下して消滅するらしいが、南岸沿いに停滞すると秋の長雨をもたらし、そこに台風の影響が加わると大雨を降らせるともいう。

 今夏、各地でゲリラ豪雨に見舞われた。
 拙宅から甲子園球場迄自転車なら二十分ほどの距離、高校野球が激しい雨で中断中とTVが報じるものの我が家近辺は晴れ? 首を傾げることもしばしば、そんな経験をされた方も多いのでは。

 日本は台風、アメリカではハリケーンと教わったが、最近は日本でも竜巻に襲われることが多くなり、並ぶ民家のなか竜巻の道筋だけ被害を蒙る様子などをマスコミは悉(つぶさ)に知らせてくれる。
 それが原因で、対馬沖などでイカ釣り船が一瞬にして何艘も転覆する事故もあった。

 小学生の頃、川で泳いでいると遠くの西の空が一転にわかに掻き曇り、黒い雨の筋が迫ってくるのが見え、遊び半分、必死に自転車を漕いでそれから逃げたりもした。

 そんな夕立は、大気に籠もった熱を一瞬にして冷やしてくれ、大人たちは疎ましがるよりも、「ひと雨来てくれんか」と望んだりしていたが、昨今、そんな悠長なこととは無縁の降り様だ。

 過日(9/6)のNHKスペシャル 「巨大災害 日本に迫る脅威 大避難」で、スーパー台風などの巨大災害の脅威にどう立ち向かえばいいのか、などと放送していた。

 台風や豪雨に限らず地震や火山爆発と、ここ数年、地球規模の天変地異が続く。
 悉皆(しっかい)人間の愚かな行為のなせることと懲らしめた<ノアの箱舟>(旧約聖書)の再来なんて、「大袈裟なことを!」と笑ってもいられないような。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1028


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