ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

文化的?な日

2012年11月09日 | 日記

 先週の土曜日、「文化の日」というへんてこな祝日だった。

 この日、皇居で文化勲章の親授式が行なわれたが、晴れて受章された方を国民こぞって祝福するために、一日仕事などの手を休める日なら「頷けなくもないなあ」、なんてひねくれもンは考えたりするのである。

 A_1昭和23年と言うから終戦間もなくのこと、その日の方便(たずき)に四苦八苦する庶民にとって文化も文明もないだろうが、為政者かなんだか知らないが、この日ばかりは欧米並みの開明的?な暮らしをと、この祝日を定めたのだろうけれど、もともとは明治節、今になっても制定の主旨が理解できない。

 今年の受勲者の一人山田洋次監督、フーテンの寅さんに、生家の団子屋の隣の印刷所で地道に働く従業員へ「やあ労働者諸君、今日も貧乏たらしく働いているか」と、劣等感の裏返しに揶揄させたが、「そんな、こじつけなくても」と笑うが、その寅さんの悔し紛れの心情とこの文化の日、何となく通低しているような。

 ところで、その前日のこと、カタリナ と散歩がてら西宮神社の菊花展に出かけたまではよかったのだが、彼女、孫の七五三詣でにくっついて来たらしいお爺さんが、場所も弁えずくゆらす紫煙に無防備に近づき激しく咳き込む始末。
 菊花もそこそこに神社を辞した。

 B_1_2余談だが、その帰り道、お好み焼きが食べたくて、阪神西宮の駅中にあって鶴橋の名を冠した店に入った。
 ここでも、後から来て隣の席に座った若いアベックが、揃ってぷかぷかと吹かす煙に塗(まみ)れてしまうお粗末さ。
 灰皿を置いている店と知りながら入る方が阿呆と言えば阿呆だが。

 その席で、菊花展の写真をビューアーしてみたが出来映えが今ひとつ。
 「それ、煙草の所為にしてない」と咳き込みながら笑う人を横目に、聊か憮然とした文化の日の前日でした。
 その菊花、珍しい色ふたつ。

 どの菊の香を運び来し風なるや (稲畑汀子)

 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.537

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鬼門? | トップ | 若きモナ・リザ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
裏磐梯の紅葉、とても綺麗でした。 (ribbon)
2012-11-10 08:08:13
裏磐梯の紅葉、とても綺麗でした。
そして菊、ベージュに裏側が薄い赤、ピンクと真ん中が黄色、ホント珍しい色ですね。
どちらも上手に撮れていると思いますが。[E:ribbon]
返信する
たまさか、この二枚だけ Good 、残り10枚ほ... (petros)
2012-11-10 09:25:34
たまさか、この二枚だけ Good 、残り10枚ほどはピントが甘く Bad 。
どうも、撮り急いだ?ようです。煙草の所為ではないのですが・・・。([E:key])
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事