リューデスハイムの駅から、乗船場まで線路に沿って10分ほど。
その途中、知っている人には有名な? ドロッセルガッセ、つぐみ横丁があって、レストランや土産物屋が、河畔から山手への狭い路地に庇を並べている。
その 、つぐみ横丁(写真上)、電車から降りた人は僅かだったのに、観光バスが連れてきたのか、「何処から?」と思うほどの外国人で溢れている。
路地の両脇、ピアノバー風、ウエスタンバー風、ジャズバー風、音楽喫茶風と、何でもありのレストランが並び、スピーカーから絶え間なく流れる音楽が煩い。
カタリナ、「ワイン横丁とも呼ばれるらしいのね、この路地」、さぞかし呑兵衛さんが、「試飲と称して怪気炎!」と思いきや、意外にも静かにテーブルに腰掛けてい、それはそれで、ちょっと異様な雰囲気。
洋の東西を問わず白昼の飲み屋街、何処か侘しいところがある。
余談だが、イスラム教徒は当然として、カトリックやプロテスタントの連中、以外にも真面目で、昼間から飲酒する姿を余り見かけない。
端から端まで100mほどの横丁、ゆっくり歩いても30分もあれば足りる。一元さん相手のつぐみ横丁、早々に横丁を離れ船着場へ向った。
船着場の小さな広場に、小さな売店とベンチがある。
乗船時間に少し早く、ペトロ たちの他に客がいないベンチで、「また、ビール!」と呆れられようとも、ライン川を行き交う船を眺めながらの冷えたビール、その味は格別だった。
銀色に煌めく川面、振り返ればニーダーヴァルト記念碑へのロープウェー(写真下)が、揺れながらゆっくりと葡萄畑を越えて、青い空に溶け込んでいった。
ビールも手伝って、「あ~あっ」と大欠伸、居眠りしてしまいそうなスローな昼下がりだった。
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