ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

おかしくて、やがて・・・

2009年06月12日 | 日記

 週の半ばあたりを境に梅雨に入ったらしいが、らしい・・・と、わざわざ補足する気象庁の及び腰がおかしい。
 そんなことを笑いながら、降りそうで降らない日の散歩は鬱陶しいと、何やらぶつぶつと独りごちながら歩く姿はなおおかしい。

 梅雨の前後から咲く花が軒先に可愛い小さな姿を覗かせているが、よく見ると花弁の色が微妙に違う。

 時が進むにつれ色を変えるランタナという中南米産のこの花、和名を「七変化」と呼ぶ、その名前がおかしい。

 おかしいと言えば、さしたる用もないのに休日になると高速道に乗り、CO2を撒き散らしたあの頃の世相も、何やらおかしくもあった。

 届いた給付金の振込通知を眺め、「断る奴はいねえよ」と、足元を見透かしたように言った誰かのほくそ笑む顔を思い浮かべ、「使うもんか」と、いきむその気持ちが、またおかしい。

 4年前の選挙に悪乗り、「未曾有の危機、エコだ漫画だ」と大盤振る舞い、口元歪めてかまびすしく大見得を切る姿がおかしい。

 そのうちに、あれもこれもみんなあんたらが使ったものと、富める者も富まない者も何故か等しく、日々の費えに手を突っ込んで、さあ返せとはちと阿漕(あこぎ)というもの。
 臆面もなく見え透くその手口がさらにおかしい。

 そんな、あれもこれも、向かっ腹が立つと、ビールもどきの缶を傾ける様がいじましくもあり、おかしくもある。

 それに比べれば、携帯電話ショップの店先の 灰皿や自転車置き場の看板は他愛もなくておかしい。

 市井でつましく活きる身としては、秋口の選挙で「思い知らせたるねん」と息巻くものの、それも何故かほろ苦くおかしい。

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